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大使館対抗!葉山マリーナ国際親善レガッタ

 4月19日、葉山マリーナヨットクラブ主催の国際親善レース「葉山マリーナ・インターナショナル・フレンドシップレガッタ」が開催されました。(文・写真/葉山マリーナヨットクラブ

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いい風が吹き、第2レースまではワンポイントリープ&スピネーカーなしという制限下でおこなわれました

 このイベントはアメリカ、オーストラリア、スイス、ニュージーランド、フランスの在日外国大使館を招待し、葉山マリーナヨットクラブ(HMYC)の1チームを加えた計6チームで親善レースをおこなうもので、ニッポンセールトレーニング(NST)の所有艇(Y-30S)6艇によるワンデザインで競います。

 レース海面は、朝から20ノットオーバーの北東風が吹き、第1、第2レースはワンポイントリーフとノースピンという制限下で実施されました。経験者が多く、事前練習でも気合十分だったフランスチームが一歩リードして迎えた第3レースは、風も落ち着いたため、制限が解除されました。このレースもフランスが1位となり、優勝を決めました。

 また、河野博文JSAF会長もレースの観覧に来訪され、表彰パーティーでは「2020年東京オリンピックに向けて今後とも諸外国のセーリングコミュニティーと良好な関係を作っていきたい」とスピーチされました。

 今回は各国の公使など大使館メンバーを中心にしたチーム編成ということで、慣れないメンバーが多い中、各チームにはHMYCからホストチームが付き、事前練習やマリーナでのアテンド、助っ人クルーとしてのレース参戦など、ゲストチームを全面的にサポートしました。

 最終成績は、以下のとおりです。
優勝  C’est si bon(フランス)
第2位 Edelweiss(スイス)
第3位 (“The Other”) TEAM NEW ZEALAND(ニュージーランド)
第4位 Australian Embassy Tokyo(オーストラリア)
第5位 TEAM AMERICA(アメリカ)
※HMYCチームはイベントポリシーとして表彰対象から除外しています

 HMYCは、これまでISAFグレード1イベントの国際マッチレース「ニッポンカップ」のホストクラブとして、1987年の第1回大会から2004年の第15回大会まで国際レースをオーガナイズし、国内外のセーラーとの交流しながらレース運営などのノウハウを高めてきました。

 その後、このような国際レースに関わる活動が一時中断していましたが、これまでの伝統を継承し、かつての灯を絶やさないようにとこのイベントが企画されました。

 初めての試みとなる今回は、各国からの選手やゲスト総勢約80名をHMYCのボランティアスタッフ120名で迎えました。風に恵まれたおかげで白熱したレースが実施され、パーティーも大いに盛り上がり、国際親善イベントとして成功裏に終了しました。

 葉山マリーナヨットクラブでは今後もこのような国際イベントを通じ、諸外国との交流を積極的におこなっていく予定です。

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レース海面は葉山沖。ニッポンセールトレーニング艇(30ft)を使っておこなわれました

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ドックアウト前のオーストラリアチーム。経験者が少ないチームにはHMYCのホストチームがサポートに入ります

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優勝したフランスチームのシャンパンファイト!

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チーム名は(‘The Other’) Team New Zealand。ALL BLACKSのハカ(マオリ族の民族舞踊)のパフォーマンスが披露されました

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葉山マリーナ・インターナショナル・フレンドシップレガッタ成績表

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