プリンセスソフィア杯、日本470男女上昇!
4月2日、プリンセスソフィア杯3日目。本日より決勝シリーズが始まりました。ハイレベルな上位艇によるゴールドフリートには、リオ五輪でも必ず活躍するだろう本命選手が出場します。(BHM編集部)
第1マークを上位で回航するチームアビームの土居/今村。予選の低迷を払拭する走りを見せました。photo by Junichi Hirai
吹き上がる風の予報は裏切られ、本日も風待ちで1日がスタートしました。今年のプリンセスソフィア杯は、大会3日目まで風に恵まれていません。地中海特有の強いコントラストの空とコンスタントに吹き上がる風は身を潜めてしまいました。
艇団は昼過ぎから入ってきた風で出艇しますが、安定せず。風が吹き上がったかと思えば、ピタリと止んでしまう極端な風で、レーザー級、レーザーラジアル級、RS:X級はキャンセルされました。
比較的に風のある海面でおこなわれた470級は、予定レースを消化できました。第1レースでは日本男子、女子ともにトップマークをシングルで入る快進撃。現在の成績は、男子の松永鉄也/吉田雄悟(スリーボンド)が10位のメダルレース圏内を保守。土居一斗/今村公彦(チームアビーム)は前日から順位を5位あげました。
「パルマは相性がいい時もあったし、衝突されて2日目でレースに出られなくなったこともある思い出の場所。どうなるかわかりませんが、乗っている感触は悪くありません。スリーボンドチームは今年からニュージーランドチーム(ロンドン五輪代表のポール・スノウ・ハンセンとダニエル・ウィルコックス)の2艇体制で活動することになりました。この大会の後もマヨルカに残って一緒に練習する予定です」(松永)
また、女子の吉田愛/吉岡美帆(ベネッセ)は、8-13位で一気に11位までジャンプアップ。複雑な波のある海面でしたが、ベテラン・スキッパーらしい落ち着いた走りを見せてくれました。
明日は決勝2日目。勝負の1日になりそうです。
日本とニュージーランドにスリーボンドのロゴ。photo by Junichi Hirai
ゴールドフリートにはトラッキング用GPSが配られました。ライブ中継はこちらで見られます。photo by Junichi Hirai
レーザー級、ラジアル級は長い海上待機の末、ノーレースでハーバーバック。長い長い1日を過ごしました。photo by Junichi Hirai
大会3日目ダイジェスト映像。movie create by Kazushige Nakajima / Dailysailing.com
プリンセスソフィア杯・大会3日目暫定成績
470級男子 78艇参加
1. AUS Mathew BELCHER / Will RYAN 35p
2. CRO Sime FANTELA / Igor MARENIC 36p
3. ARG Lucas CALABRESE / Juan de la FUENTE 36p
10. 松永鉄也/吉田雄悟 52p
26. 土居一斗/今村公彦 91p
48. 市野直毅/外薗潤平 106p
55. 飯束潮吹/八山慎司 121p
470級女子 47艇参加
1. FRA Camille LECOINTRE / Helene DEFRANCE 16p
2. GBR Hannah MILLS / Saskia CLARK 23p
3. NZL Jo ALEH / Polly POWRIE 24p
11. 吉田 愛/吉岡美帆 68p
レーザーラジアル級 96艇参加
1. NED Marit BOUWMEESTER 4p
2. GBR Chloe MARTIN 6p
3. CHN Dongshuang ZHANG 6p
16. 土居愛実 23p
65. 冨部柚三子 86p
66. 田畑和歌子 86p
69. 蛭田香名子 88p
49er級 79艇参加
1. NZL Peter BURLING / Blair TUKE 39p
2. GBR David EVANS / Edward POWYS 46p
3. ESP Diego BOTIN / Pablo TURRADO 57p
45. 牧野幸雄/高橋賢次 110p
49erFX級 50艇参加
1. BRA Martine SOFFIATTI GRAEL / Kahena KUNZE 10p
2. DEN Ida Marie BAAD NIELSEN / Marie THUSGAARD OLSEN 22p
3. GBR Charlotte DOBSON / Sophie AINSWORTH 30p
19. 波多江慶/大熊典子 60p
◎45 TROFEO S.A.R. PRINCESA SOFÍA
http://www.trofeoprincesasofia.org/
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