明日開幕、マヨルカ・プリンセスソフィア杯
3月30日、バルクヘッドマガジンはスペイン、パルマ・デ・マヨルカに到着。明日31日からはじまるISAFセーリングワールドカップ・マヨルカ大会、第45回プリンセスソフィア杯の取材準備をすすめています。(BHM編集部)
日本から約24時間。成田、パリ、マドリッドを経由して地中海の避暑地、バレアレス諸島マヨルカ島に到着しました。photo by Junichi Hirai
プリンセスソフィア杯とは、その名の通り、セーリング王室で知られるスペイン王室のソフィア王妃の名前を冠にしたヨットレースです。大会の歴史を振り返ると、第1回大会は1968年にドラゴン級のレースとしてはじまりました。
1974年からオリンピック種目を含めた複数種目で開催されることになり、1990年代まではスナイプ級も正式種目でしたが(スペインでは今もスナイプ級が人気です)、2009年のドラゴン級を最後に完全な五輪種目のイベントになっています。
本大会で開催される種目は、オリンピック10種目とパラリンピック1種目(2.4mR)。60カ国1200選手が集まる欧州最大級のヨットレースイベントです。大会会場は3つのヨットクラブにわかれ、7つの海面でヨットレースがおこなわれます。
7つのレース海面は、オリンピックの5海面よりも多く、参加艇数、運営ボートなど、その規模はかなり大きなイベントであることが想像できるでしょう。しかし、昨年までメインスポンサーを務めていたMAPFREが開幕直前に辞退したことから、前年度より予算を削減せざるをえない事情もあるようです。
大会本部のあるアレナルヨットクラブは、パルマ湾の東にあり、470級、49er級、49erFX級、フィン級のバースになっています。これらはビーチからの出艇となり、砂浜は所狭しと出場艇がひしめきあっています。
30日の大会前日は、パルマにはめずらしく雨となり、風も弱かったこともあり、選手たちは軽い最終調整をおこないました。大会は他のオリンピックイベントとおなじように予選+決勝+メダルレース方式。日本チームは、まず予選突破(ゴールドフリート進出)が目標です。明日からはじまるワードカップ・プリンセスソフィア杯に注目です!
大会前日ダイジェスト。土居、波多江、潮吹、市野、牧野各選手のインタビューがあります。movie create by Kazushige Nakajima / Dailysailing.com
大会前日は終日雨ベタ。パルマらしからぬ冴えない1日となりました。photo by Junichi Hirai
◎45 TROFEO S.A.R. PRINCESA SOFÍA
http://www.trofeoprincesasofia.org/
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