春到来!琵琶湖名物、同志社ウィーク開催
3月21日〜23日、セーリングシーズンの訪れを知らせる「同志社ウィーク」が、今年も琵琶湖・柳ケ崎で開催されました。今年の大会コンセプトは、「セーリングの魅力2020年への道」です。東京オリンピックまであと6年。セーリングを色々な視点からもう一度見直してみようという試みです。(レポート・写真/高木伸浩 同志社ウィーク大会委員長、水上真吾 鯨会広報)
講習会は、21日に同志社大学ヨット部唐崎艇庫で開催され、選手約200名が参加して盛大に行われました。講師には、元470級世界チャンピオンで、現在JSAF国際委員長の堤智章氏をお迎えして、ISAFの紹介と東京五輪に向けたセーリング競技の変化について学びました。また、質疑応答では世界を目指すセーラーのマインドから、チーム作り、チューニングまで幅広いアドバイスがありました。
さて、レースは22、23日に開催され、470級53艇、スナイプ級61艇がエントリー。遠方からは東北大学、新潟大学も参加しました。同志社ウィークの特徴は、社会人から学生まで幅広い選手が参加するオープンレースです。
「琵琶湖は吹かない」と言う、定説を打ち破り、今回は7レースを行いました。と言っても初日は、南西〜西〜北東と180度変化する、難しいコンディションです。実行委員長の坂本亘氏(H14卒)と、先週行われた大学&U23マッチの優勝スキッパー藤田康明氏(H26卒)の全日本マッチチャンプコンビによる、選手にも負けない機敏なレース運営で4レースを消化しました。
翌日は、朝から比較的安定した南西の風2〜6メートルで3レースを実施し、1レースカット方式で順位が決定しました。スナイプ級は、招待選手の安部/山近(三菱重工広島/日鐡住金溶接工業)が、2012年に以来の2回目の優勝。470級は、地元YSC(柳ケ崎セーリングクラブ)の加藤/東野が見事初優勝しました。
学生チームは残り少ない春合宿の後、新人勧誘の4月に入ります。社会人も多くの皆様が新年度を前にして忙しい時期ですが、セーリング暦の節目として、この同志社ウィークを楽しんでいただいています。
来年も新しいアイデアで、大会を開催してまいります。ぜひご参加ください。
毎年恒例となっているレース前日の講演会。同志社大の艇庫でおこなわれました
両クラス優勝者。左からは470級の東野、加藤、スナイプ級の安倍、山近
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
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