デストップニュース2014年6号
世界のヨットレースニュースを伝えるデストップニュース最新号です。まずは案内役のセバスチャンのオピニオンコーナー(?)から。1月におこなわれたキーウエストレースウィークの52スーパーシリーズを例に、1レースごとのレース情報サービスが今まで以上に進化していることを挙げています。(BHM編集部)
その半面、視聴者にもリアルタイムで情報(トラッキング・アニメーションや空撮映像など)が伝わるわけで、読者からは「映像でセールトリムとか色々な情報を見てたんだけど、セバスチャンのコメントって間違ってるよね」といった、がっかりコメントが届くようになったとのこと。それは、お気の毒に…。
さて、気を取り直してレースニュースへ。フロリダで開催された「ISAFセーリングワールドカップ・マイアミ大会」。470級男子オーストラリアチームが優勝を逃したこともニュースですが、470級女子で優勝したイギリスチームにも注目です。ロンドン五輪銀メダルだったHannah Mills が470を離れ、ロンドンまで2番手だったSophie Weguelin / Eilidh McIntyreが成長を見せています。
また、フィン級は、アメリカズカップ・ルナロッサのトリマーを務めたGiles Scott(GBR)が優勝。ベン・エインズリーがいなくなったフィン界で目下敵なしです。ナクラ17級で活動するボルボオーシャン世界一周レーススキッパーのIker Martinez(ESP)は4位でした。
同じくボルボオーシャン優勝〈GROUPAMA〉スキッパーのFranck CAMMAS(FRA)は今回出場していませんが、同じくナクラ17級で活動する世界一周スキッパーです。しかし、先日、〈GROUPAMA〉はエクストリームセーリングシリーズの出場を発表(今年はエクストリームセーリングシリーズが盛り上がりそう)。現在、世界のトップセーラーは、『オリンピック、世界一周、ハイパフォーマンスボート(マルチハル、ハイドロボート、ハイスピードボート)』を同時並行で活動するという流れがあります。
ほかに、4年に1度、今年の秋にスタートする大西洋横断「ルート・ド・ラム」(上記のFranck CAMMASは、2010年大会の優勝スキッパーでもあります)ほか怪物マキシトライマラン情報。インドネシア・ビンタン島で開催されたカイトボードの「BINTAN KTA 2014」。
最後は、シンガポールで開催された「アジアウインドサーフィン選手権」です。この大会はユースオリンピック(8月中国)の予選を兼ね、日本から8選手が出場しました。レポートはJSAFオリンピック強化委員会のサイトに掲載されています。日本選手の成績は次のとおりです。
1月22〜26日、シンガポールで開催されたアジアウインドサーフィン選手権。photo by howie@howiephoto.com
TECHNO293級
男子
4位 池田健星(神奈川県逗子市立久木中学3年)
24位 三浦匠(山口県周南市立菊川中学2年)
19位 三浦圭(山口県周南市立菊川中学2年)
女子
4位 新嶋莉奈(横浜国立大学教育人間科学部付属鎌倉中学2年)
5位 松浦花咲実(大阪府八尾市高美中学2年)
6位 渡辺純菜(山口県周南市立福川中学2年)
RS:X級
男子
4位 板庇雄馬(2013年ナショナルチーム:立命館大3年)
女子
5位 伊勢田愛(2014年ナショナルチーム)
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
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