和歌山ナショナルチーム選考3日目レポート
12月13日、強風続きの和歌山ナショナルチーム選考3日目は、雨とともに小さな前線が通過し、風が一気に吹き上がったり止んだりを繰り返しました。レース中ブローの強弱は激しく、最大18ノットまであがるハードコンディションに。しかし、雨の影響で風向が安定せず、470級男女が3レース、その他のクラスは2レース消化しました。(BHM編集部)
女子の熱い戦いがおこなわれているレーザーラジアル級。写真右は田畑和歌子。photo by Junichi Hirai
実力拮抗するレーザーラジアル級
編集部は、昨日紹介した470級男子だけでなく、レーザーラジアル級にも注目しています。女子種目のラジアルには9艇が出場。ロンドン五輪日本代表の土居愛実が実質的なリーダーとなりますが、470級から転向した田畑和歌子が加わり、11月の全日本選手権で優勝した蛭田香名子、国体二連覇中の冨部柚三子、ロンドン五輪最終選考の世界選手権で1位差で敗れた原田小夜子など、実力的には非常に近い選手が出場しているクラスといえます。
参考までに今年10月中国・日照で開催されたレーザーラジアル級世界選手権での日本選手の成績です。
ゴールドフリート
21位 土居愛実
39位 蛭田香名子
シルバーフリート
4位 原田小夜子
14位 田畑和歌子
27位 長谷川哲子
32位 高竹瑞恵(本選考には不参加)
ラジアル級のナショナルチーム数は上位3選手。折り返し地点を過ぎた現在、土居がオールトップの快進撃を見せ、点差を広げられる形で、田畑、蛭田。さらに、松苗、冨部、原田、長谷川、石川、多田緑と続いています。
本日7レースを終えたので選考レースの成立基準は満たしました。レースは全12レースが予定されています(470級男女は14レース予定)。後半戦、順位の変動は起きるのでしょうか。選手の実力は拮抗していますが、今回は強風シリーズとあって体力勝負のレース内容となっています。
大会3日目ダイジェスト映像。吉田愛のインタビューがあります。movie create by Kazushige Nakajima / Dailysailing.com
松苗幸希(暫定4位)と冨部柚三子(暫定5位)。photo by Junichi Hirai
◎和歌山セーリングクラブ(成績等)
http://www.wakayama-sailing.org/
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