79艇集結!マスターズ、実業団も盛り上がる
6月8日、9日の2日間、『関東470予選兼マスターズ兼関東実業団ヨット選手権』が、79艇のエントリーで開催されました。2日間ともに、南の軽風でおこなわれ、年に数回しか乗艇しないマスターズ選手にも優しいコンディションになりました。この大会は関東470選手権の予選も兼ね、上位30艇が本選に進めます。(文/関東470協会 伊藤譲一、写真/Sumino、A’s Photos)
マスターズ出場、最年長チームの村橋/古山(東水大ヨット部)。日本で最も古い登録された470で出場しました
一昨年から関東実業団ヨット選手権と関東470選手権予選が併催されるようになり、今年の実業団エントリー数が10艇と年々増えてきています。
また、マスターズエントリー最年長、村橋/古山(東水大ヨット部)の艇体番号は43番。これは日本で登録されている最古のレース艇でビルダーはバンガードです。マスターズエントリー関親子(聖マリアンナ医大/無所属)は娘さんスキッパー、お父さんクルーペア。村橋/古山とは対照的におろしたての新艇でレースに参戦しました。
初日1レース目は、5〜6メートルの南の順風でスタートしました。79艇のフリートは4つのディビジョン、赤、青、黄、緑に分かれ、2ディビジョンのグループで各ディビジョンと対戦するように組み合わせがレース毎に変更されます。
赤青ディビジョンの1位は元ナショナルチームの渡辺/野呂(エス・ピー・ネットワーク)、2位飯束/八山(エス・ピー・ネットワーク)の実業団有力チームが順当に走り、3位に田寺/森林(学習院大学ヨット部)が続きます。黄緑ディビジョンは、1位 河合/小川(三井住友海上)、2位 大橋/中澤(日立製作所)の実業団チームが前を走り、3位に平原/岡田(中央大学ヨット部)となりました。
参加79艇は4ディビジョンに分けられ、2グループでレースがおこなわれました
2レース目は3〜4メートルの軽風になりました。赤黄ディビジョンは1位 渡辺/野呂、2位 田寺/森林、3位 高木/松本(中央大学ヨット部)、青緑ディビジョンは1位 大橋/中澤、2位 塚本/荒井(横浜市立大学医学部ヨット部)、3位 小林/小川(千葉大学医学部ヨット部)軽風の風になると有力実業団チームに学生選手が絡んでくる展開になります。
3レース目も前レース同様の軽風でスタート。赤緑ディビジョン1位は村田/片山(KOS.com)、2位 渡辺/野呂、3位 田寺/森林です。青黄ディビジョン1位 河合/小川、2位 三井/西織(千葉大学医学部ヨット部)3位 中島/冨田(慶應義塾大学體育會ヨット部)になりました。これで初日のレースは終了。3レースとも上位に絡んできた田寺/森林は、大学からヨットを始めているのに抜群のセンスが感じられます。
レース終了後はレセプションです。関東実業団チームの紹介から恒例のビンゴ大会&じゃんけん大会をおこない、アフターレースを楽しく過ごしました。
2日目も初日と同じような軽風のコンディションで4レース目が始まりました。赤青ディビジョン1位 渡辺/野呂、2位 河合/小川、3位 村田/片山。黄緑ディビジョンは1位 飯束/八山、2位 田寺/森林、3位 加藤/市川(岐阜県ヨット連盟/月光)。
最終レースとなった5レース目は、赤黄ディビジョン1位 渡辺/野呂、2位 中島/冨田、3位 飯束/八山、青緑ディビジョン1位 加藤/市川、2位 河合/小川、3位 三井/西織になりました。
軽風のコンディションでも実業団チームと学生選手の実力差がある結果になり、優勝は渡辺/野呂、2位 河合/小川、3位 飯束/八山と実業団チームが上位独占になりました。マスターズ優勝は、太田/伊東(KOS.com/東京大学大学院)。太田選手はマスターズ2連覇達成です。
マスターズクラスの表彰。優勝は太田/伊東(KOS.com/東京大学大学院)
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