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2レースで決着。強風と無風に翻弄された第8回SAILFAST CUP

 すっかりこの時期の恒例イベントとなった「SAILFAST CUP」。第8回大会は、1月10日〜12日までの3日間、葉山新港を舞台に開催されました。全国から42艇がエントリーし、そのうち29艇は2月に行われるナショナルチーム最終選考会の参加選手です。フリートの規模も本番に近く、前哨戦として現在の実力を測る絶好の機会となりました。(レポート・写真提供/後藤浩紀 SAILFAST)

OP級ナショナルチーム最終選考会(2/20〜23)と同海面の葉山沖で3日間行われたSAILFAST CUP。全国から42艇が出場しました

 しかし、そんな期待とは裏腹に、今回は風に翻弄される3日間となりました。初日は午後から南西30ノットオーバーの予報が出ていたため、大会直前にスケジュールを変更し、スタートを1時間前倒しで実施。

 その判断が功を奏し、風が吹き上がる前に何とか1レースを成立させることができました。この強風レースを制したのは、夢の島ジュニアの中村海翔選手。昨年アジア選手権にも出場した注目の選手です。

 帰着後は予報通りの強風が吹き荒れ、再出艇は断念。せっかく全国からジュニアセーラーが集まっている機会ということで、午後は会議室に場所を移し、葉山の風の特長や強風時のセッティング、走らせ方についてのレクチャーを行いました。

 子どもたちからも積極的に質問が出て、あっという間に時間が過ぎていきました。この時点で2日目のレースはキャンセルを決定し、風が落ちる予報の3日目に望みをつなぐことにしました。

 ところが皮肉にも、最終日は一転して無風。3〜6ノットの頼りない北西風が振れ回り、何度スタートしても1マークまで風が持たず、ノーレースが続きます。

 出艇から4時間が経過し、ようやく第2レースが成立したところでタイムアップ。大会としては成立したものの、選手にとっても運営にとっても消化不良の3日間となってしまいました。

 そんな厳しいコンディションの中、強風と微風という両極端な2レースを2-1位でまとめ、圧倒的な強さで優勝を飾ったのは広島セーリングスクールの井上はる選手。全国のOPガールを勇気づける見事な走りでした。おめでとうございます。続いて真野浜の吉岡選手、別府の笠木選手が表彰台に並びました。

 今回悔しい結果となった選手のみなさんも、この経験を糧に本番の選考レースで力を発揮してくれることを期待しています。SAILFAST CUPは、今後も冬の定番イベントとして継続していく予定です。

第8回SAILFAST CUP上位入賞選手
第8回SAILFAST CUP 成績
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