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ユース世界最高峰ヨットレース、ポルトガル・ユースワールド開幕

 12月15〜19日までポルトガル・ビラモウラで「ユースセーリング選手権」(ユースワールド)が開催されます。1971年に始まったユースワールドは、12〜19歳を対象に世界各国のセーラーが競う国際大会です。ワールドセーリングが主催するユース選手の最高峰の大会で、将来オリンピックを狙う選手の登竜門として位置づけられています。(BHM編集部)

ポルトガル・ビラモウラで開幕したユースセーリング選手権。日本からは12選手が出場、レースは15から19日まで行われます。写真は開会式の様子

 本大会には最大70カ国から400名以上が出場します。大会はiQFOiL、ILCA6、29er、420、ナクラ15、フォーミュラカイトの6種目/11イベントと、国別総合順位を競うネーションズ・トロフィーで構成されています。

 ユースワールドの大会記録は、ネーションズトロフィー11回、金メダル28個、銀30個、銅18個、合計76のメダルを獲得したフランスです。また、イタリア・ガルダ湖で開催された2024年大会は、開催国であるイタリアが6個の金メダルを獲得し、圧倒的な強さを見せました。

 日本はこれまで銀2個(2005年斉藤 航/吉永一斗、2011年元津大地/日野勇輝。ともに420男子)、銅2個(2014年420男子・小泉維吹/松尾虎太郎、2022年29er級女子・市橋愛生/後藤凛子)を獲得しましたが、金メダルを獲得したことはありません。

 今年のユースワールドには、国内選考で選ばれた日本選手が出場します。大会の様子はライブ中継やトラッキングで公開されます。

◎2025ユースセーリング選手権 日本代表選手
男子ウインドサーフィン/ユースiQFOiL(8.0mリグ)
 小薗正虎(福岡県立香椎高等学校)
女子ウインドサーフィン/ユースiQFOiL(7.3mリグ)
 大島朱莉(立命館守山高等学校)
男子一人乗りディンギー/ILCA6
 加原 弦季(関東学院六浦高等学校)
女子一人乗りディンギー/ILCA6
 舩澤奈菜(鳥取県立米子東高等学校)
男女混合スキフ/29er
 ダウスト絵麻(兵庫県立西脇高等学校)/後藤一太(山梨県立富士北稜高等学校)
女子スキフ/29er
 舩澤夏美/舩澤夏子(米子市立湊山中学校)
男子・男女2人乗りディンギー/420
 岡田海洋/渡邉陽斗(三重県立津工業高等学校)
女子2人乗りディンギー/420
 鈴木しおん/實松梨歩(霞ヶ浦高等学校)
※男女混合マルチハル/ナクラ15、男子・女子カイトボーディング/フォーミュラカイトに日本選手は出場しません。

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