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加藤琢也が優勝!三河湾で全日本マッチレース選手権が復活開催

 10月25日、26日に愛知県・三河みとマリーナで「全日本マッチレース選手権」が行われました。近年、活気が復活しつつあるマッチレースですが、全日本選手権の開催は約10年ぶり。東北から九州までの国内6チームに加え、シンガポール、香港の海外2チームを含む計8チームの強豪が揃い、ハイレベルな熱戦が期待されました。(レポート/加藤琢也 宴海丸スキッパー)

約10年ぶりに開催された全日本マッチレース選手権。参加8チーム。海外からも参加があり、風が弱いながらも大いに盛り上がりました

 残念ながらコンディションに恵まれず、初日は長い風待ちの後にようやく1フライト・3マッチを実施したところでハーバーバック。その後はパーティーで盛り上がりました。

 2日目も風が安定せず、運営チームはご苦労されたと思いますが、何とかラウンドロビンの8フライトを実施できました。

 ラウンドロビン中盤では、宴海丸と関東の日置選手、九州の牧野選手が1敗で並び、上位はこの3チームで確定しそうな展開となりました。まずは牧野選手と対戦。今年の二宮杯決勝で逆転負けを喫した因縁の相手です。今回も同じような状況になりましたが、何度もシミュレーションしてきた通りに対応し、今回は勝ち切ることができました。

 続く日置選手との対戦では、世界のバウマン・伊藝会長がプレッシャーをかけてきますが、こちらも三河のバウマン・伊藤君の的確な風の読みで、じりじりとした微風の神経戦を制することができました。最終成績は5勝1敗で優勝です。

 今年はこのレースを目標に練習と遠征を重ねてきました。目標を達成できて本当にうれしいです。これからも練習を続け、若い選手たちに負けないぞと思いつつ、右膝が痛くてまともに歩けない67歳の高齢者です。

 最後になりましたが、的確な運営でレースを多く実施してくださった運営チーム、いつもお世話になっているアンパイアの皆さん、本部艇として愛艇を提供くださった御津マリーナオーナーのお二人、ボランティアの方々、急なお願いにもかかわらずRIBを貸してくださった豊田自動織機ヨット部の皆さん、愛知県連の皆さん、丸玉セーリングの皆さん、そしていつもレース艇を維持管理してくださる御津マリーナのスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

◎参加スキッパー
1 加藤 琢也 宴海丸
2 秋津 竜太 ルリアン
3 山田 美桜 Gerbera
4 牧野 碧依 Maril Racing
5 日置 賢人 Parabellum
6 渡辺 康晴 NST
7 Joe Howe Team Red Lantern
8 Sai Man Wong RHKYC

2025全日本マッチレース選手権 成績
優勝の加藤 琢也〈宴海丸〉チーム
久々に開催された全日本マッチ。たくさんの方に応援されて開催されました
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