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中山、高原がスタート!大西洋横断ミニトランザット第2レグ

 10月25日、大西洋横断「ミニトランザット」第2レグがスタートしました。参加89艇。日本からは中山寛樹、高原奈穂の2選手が出場します。コースはカナリア諸島ラ・パルマ島からカリブ海グアドループまで約2700マイル。スタート時の風は微風で、艇団はカナリア諸島を後に西へ進路を取り走り出しました。(BHM編集部)

第2レグスタート直前の中山寛樹、高原奈穂。両選手は第1レグの途中でレース中止となったためポルトガルの港へ避難。荒天を避け安全を確認してラ・パルマ島へ回航しました。(左)photo by VINCENT OLIVAUD(右)photo by MANON LE GUEN

中山寛樹コメント
「セーリングを始めて4年目。この大西洋横断は、自分にとって大きな節目となる挑戦です。次の挑戦へのステップとなるように、そしてこれまで支えてくれた人たちの想いを胸に、最後まで走り抜けます。この挑戦が、「未知の世界に飛び込む」ことのひとつの例として、誰かの参考になればうれしいです」

高原奈穂コメント
「十分な休息を取り、準備は万端です。第2レグは距離が長く、レース後半の気象が分からないままスタートするため、序盤のコース選択が最後の最後まで大きく影響します。誰にとってもギャンブル性の高いレースになるでしょう。ミニトランザットに向けて全力で準備してきました。運も味方してくれると信じて、レースを楽しみたいと思います」

10月25日、ミニトランザット第2レグがスタートしました。ラ・パルマ島サンタ・クルス・デ・ラ・パルマ沖をスタート

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第1レグで遭難・救助された國米 創選手その後
 9月24日、國米 創選手はポルトガル沖で未確認浮遊物と衝突しキールを破損。船に大量の浸水があったためレースをリタイアしました。幸運にも近くを航行していた貨物船に無事救助された國米選手は、18日後にアフリカ・ガーナで下船。現在は活動拠点のフランス・ロリアンへ戻っています。
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◎ミニトランザット2025のコース
第1レグ ※荒天によりレース中止
日程:2025年9月21日スタート
スタート:レ・サーブル・ドロンヌ(仏)
フィニッシュ:カナリア諸島 サンタ・クルス・デ・ラ・パルマ
距離:1350マイル

第2レグ
日程:2025年10月25日スタート
スタート:カナリア諸島 サンタ・クルス・デ・ラ・パルマ
フィニッシュ:カリブ海グアドループ・サンフランソワ
距離:2700マイル

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