九州大学OB優勝!広島で開催、全日本チームレース選手権
10月12、13日、広島観音マリーナで「2025年度 第24回全日本チームレース選手権」が開催されました。大会は地元広島の社会人チーム、大学生に加え、県外からも多くの参加があり合計6チーム/50名が参加しました。(レポート・写真/広島県セーリング連盟 松尾英樹)

参加チームは、九州大学OB、同志社OB、京都大学OB、広島大学OBなど気心が知れた旧友たちがチームを結成し参加することが多い大会です。チームレースというイベントのもとに昔の仲間たちが各地から集まれるのも、このレースの良さではないでしょうか。
レースはスナイプ級を使い、3艇対3艇で戦います。チームレース専用のコース設定となっていて、マークごとに相手のチームとの駆け引きがあります。全力で速く走ることも大事ですが、ボートハンドリングとチームの戦略、チームワークが要求されます。また、ルールの理解も大切です。
予選1、2ラウンドで6チームの総当たり戦を行い、その結果により上位4チームの決勝トーナメントが行われました。準決勝(3レースのノックアウト方式)は、大会2連覇中の〈九州大学OB〉〈九州大学OBのもう1チーム〉、初参加の同志社OB〈若鯨〉、地元広島大学OB〈しぶき会〉が対戦しました。
決勝は、横綱相撲で勝ち上がってきた〈九州大学OB〉と初参加の〈若鯨〉の対決に 。互いにスタートから積極的なプレッシャーを掛け、至る所でプロテストフラッグが上がりました。
マークごとに順位が入れ替わる目まぐるしい展開となり、勝負はフィニッシュライン手前までもつれます。分を犠牲にしつつ味方のフィニッシュを優先させる展開です。
しかし、そこは2連覇中の〈九州大学OB〉が一枚上手であり着実にポイントを奪取。結果、〈九州大学OB〉が2025年のチャンピオンとなりました。
風に恵まれ2日間で合計40レースを実施しました。2026年もここ広島で全日本チームレースを開催します。ぜひともご参加ください。
チームレースはセールも艇も大会側が準備し、比較的安価な参加費でエントリーできるので、6名(最大10名)集まれば気軽に出場できます。
選手への負担が少なく、スキルアップにもつながるので学連でもチームレースの採用を提案します。来年の全日本チームレース選手権にもご期待ください。




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