Loading

気まぐれな天気にもめげず、5レース実施。関西インカレ団体戦2日目

 10月4日、兵庫県西宮沖で「2025年度関西学生ヨット選手権」2日目が行われました。出艇時は雨。日中は日差しが見える時間もありましたが、時々雨がしとしとと選手たちに打ち付け、体力を奪いました。(レポート/藤原葉菜 BHM編集部)

西宮では珍しく1日に5レースを実施。選手たちにとっても、運営にとってもタフな1日となりました

 初日は日中に風が弱まり、2レースしか実施ができずに迎えた2日目。今朝、帆走指示書が変更され、1日最大5レースを行う内容となりました。降ったり止んだりを繰り返す雨と、一時は13ノットまで強まる北東風のなか、16時過ぎまで海上へ。大会2日目は両クラスともに5レースを行い、2日間で計7レースを実施しました。

 470級はトップホーンを鳴らす大学が、本日の各レースで異なる展開となりました。一時4位に後退した昨年覇者の関西大は第7レースを3艇で16点にまとめ、神戸大、大阪公立大との2位争いから一歩抜け出しました。

 スナイプ級は昨日と同様に大混戦のなか、関西学院大が第3〜6レースを3艇がシングルでフィニッシュし、首位へ浮上。また、神戸大の大島尚也/川瀬翔大が艇順位3位に上がる走りを見せ、4位に食い込みました。5位の甲南大との差はわずか8点です。

 いよいよ明日は最終日です。泣いても笑っても、今年のチームで西宮の海を走る最後の日となります。全チームが一年間の集大成を出し切れることを期待しています。

470級は第6レースにて、近畿大がワンツーでフィニッシュ。続く第7レースでも野田大葵 /荒木灯矢が2位と、後半のレースも粘り強く走りました。あすは35点差の4位を追いかけます
スナイプ級は昨日4位の関西学院大が関西大を逆転し、首位争いが続きます。第7レースでは、2上でトップの三浦豪斗/久保田涼花(関西学院大)を竹田大輝/睦 修翔(関西大)が捉えかけますが、三浦/久保田が逃げ切りました
両クラスともに4枠圏内の大阪公立大です。470級は本日、一時総合2位となる走りを見せています。新しい校歌が7月に決まり、ハーバーでもお披露目されました
団体戦では赤帽子を着用するのが大阪大の伝統です。お揃いの赤帽子は海の上でも目立ちます
出艇時は雨が本降りに。思わず傘をさしたくなる雨にも負けず、海へ出ていく選手たちを見送ります
第7レースの途中にも雨が降りましたが、神戸側には晴れ間が。雨が過ぎると、雲の隙間から「天使のはしご(薄明光線)」が一面に差し込みました
関西インカレ2日目 470級成績
関西インカレ2日目 470級 乗員リスト
関西インカレ2日目 スナイプ級成績
関西インカレ2日目 スナイプ級乗員リスト
関西インカレ 2日目 総合成績
CATEGORY:  COLLEGEDINGHYINSHORENEWS