Loading

西宮の夏の風物詩。海の甲子園 ユースセーリングカップが開幕!

 8月23日、兵庫県西宮沖で「第15 回 海の甲子園 ユースセーリングカップ」(2025西宮セーリングカップ併催)が開幕しました。初日のきょうは4レースおこなわれました。(レポート/藤原葉菜 BHM編集部)

毎年、夏休み最終週の土日に行われている海の甲子園。インターハイの翌週ですが、元気に走ります!

 夏の高校野球決勝が西宮の甲子園球場で行われた本日、西宮沖では夏の風物詩「海の甲子園」が始まりました。高校生セーラーや女子セーラーのレベルアップを目的に、全国各地から高校生が集まっています。

 今大会は西宮セーリングカップとの併催で行われています。セーリングスピリッツ級が12艇、420級が18艇、ILCA6級が24艇、合計54艇で84名の選手がエントリーしています。

 初日は天気も変わりやすく、風が弱い朝でした。10時30分に出艇しますが、レース海面に出ても風はありません。約30分の風待ちを経て、11時55分にセーリングスピリッツからスタート。次いで420、ILCA6もスタートを切ります。終日、南西から4〜7ノットと西宮らしい風が吹き、本日は4レースと予定されていた最大レース数を実施し切りました。

 あす24日は最大2レースを実施予定です。

本大会の第1レースは元兵庫県セーリング連盟理事長の故川上宏氏の名がついた「川上 宏メモリアルレース」となっています。セーリングスピリッツは小菅 楓・浅田愛子(広島県セーリング連盟)が飾りました

  その他のクラスは以下の通りです。
ILCA6成年女子 丸田 杏(モンベル)
ILCA6少年男子 亀松空浬(大阪ジュニアヨットクラブ)
ILCA6少年女子 金倉莉菜(高松商業高校)
420少年男子 藤田蒼士・堀野瑠海(Team HYOGO)
420少年女子 武田 晴・橋本心佑(高松商業高校)

ILCA6の水藤大志(白馬高・1年)です。今年のインターハイでは、長野県勢として21年ぶりに参戦しました。「インターハイは、個人的にできすぎた結果でした。来年は6位入賞を狙いたいです。今回は速い選手が出ると聞き、出場を決めました。今回の目標は3位以内です」
昨年の国体で優勝した佐賀チームも西宮にやってきました。「来月の国体に向けて、経験を積みに来ました。先週のインターハイからバタバタです(笑)。西宮の海面は慣れていませんが、優勝を目指します!」(今泉心響)
420オープン参加の登田未央・塩澤賢登(広島県セーリング連盟)は、互いに国体に出場予定。今回は急造のミックスペアで出場しています。「風が吹くと思っていましたが、軽風でプランしていたレース展開にできませんでした。国体でシングルでフィニッシュできるよう、頑張りたいです」(登田未央)
夕方は芦屋高校出身のパリ五輪470銀メダリストの吉岡美帆選手による講習会が開かれました。講話と実技講習が行われ、セーラーたちはクギづけ!
レース海面に出ると、先週、芦屋マリーナに到着したDMG MORI Global One号の姿も。来週は新西宮ヨットハーバーに来る予定です!
第15 回 海の甲子園 ユースセーリングカップ初日 ILCA6成績
第15 回 海の甲子園 ユースセーリングカップ初日 420成績
第15 回 海の甲子園 ユースセーリングカップ初日 セーリングスピリッツ成績
CATEGORY:  DINGHYINSHORENEWSYOUTH