テーザー西日本選手権。伊藤・村岸組が今シーズン三連勝を決める
7月6日、2025年度JTA公式レース第3戦として「第36回テーザー級西日本選手権」が、兵庫県立海洋体育館(芦屋市)で開催されました。稲毛から長崎まで全21艇が集まり、成功裏に終わった沖縄全日本兼プレワールドの熱気そのままに、充実したレガッタとなりました。(レポート/日本テーザー協会、写真提供/安澤厚男)

1週間前から微風の予報で、選手からは心配の声もあがっていましたが、当日は風に恵まれた強風のコンディション。ハーバーを出艇してから芦屋の建物群が作るブローとブランケに翻弄されながら、各艇はレース海面まで向かいました。
白波が立つレース海面で行われた第1レースは、全日本を制した伊藤・村岸組(江ノ島F)が、他艇を寄せ付けず全マークトップで回航して1位。2位は田中・田中組(稲毛F)。3位は米本・宮下組(葉山F)が入ります。
第2レースは、下からスタートした関口・上松組(江ノ島F)がトップフィニッシュ。2位は米本・宮下組、3位は田中・田中組でした。
2レース目終了時点で、伊藤・村岸組、田中・田中組、米本・宮下組の3艇が5点で並び、関口・上松組が6点で追う混戦に。最終第3レースは風が落ち着き順風のレースとなり、トップは石川・中林組、2着は伊藤・村岸組、3着は関口・上松組でした。
最終順位は、伊藤・村岸組がスプリング、全日本に続いて優勝。2位に関口・上松組、3位に米本・宮下組、となりました。
強風の中、上マークまで距離のあるコース設定であったこと、下マークからの流し込みフィニッシュが多いテーザーのレースで久々に上マークフィニッシュだったこともあり、選手一同お腹いっぱいレースを満喫しました。
◎3位入賞した米本選手(葉山フリート/デラマンチャヨットクラブ)のコメント
「精鋭が集まった今大会で3位に入ることができ、とても嬉しく思います。残り1年を切った来年6月の沖縄ワールドに向けて、テーザークラスは盛り上がっています。私が普段活動している葉山沖では、週末には葉山、江の島から複数の艇が集まり、良い練習ができています。ワールド本番に向けて切磋琢磨しながらセーリングを存分に楽しんでいけたらと思っています」
テーザークラスの活動にご関心のある方は、ぜひ協会までお問い合わせください。次回は8月23、24日に和歌山で開催される「テーザーミッドサマーレガッタ」です。





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