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吉田・三浦が日本人初優勝!江の島スナイプ女子世界選手権

 7月22〜27日まで江の島で「スナイプ女子世界選手権」が開催されました。参加36艇。レースの4日間はシーブリーズに恵まれ連日15ノットを超え、江の島沖特有の大波が入るタフなコンディションになりました。優勝は吉田 愛/三浦帆香(ピアソン・マリン・ジャパン/神奈川大)が、クロアチアを僅差で破り、日本人初優勝を飾りました。(BHM編集部)

最終レースでトップフィニッシュを決めてスナイプ女子ワールド優勝を飾った吉田 愛/三浦帆香。オリンピアンで470女子世界チャンピオンの吉田は、昨年から三浦にオファー。今春よりワールドを目標に活動を開始しました。終わってみれば失格(DSQ。ポートスターボード)はありますが、すべての成績を3位以内にまとめる圧倒的な強さを見せました。「帆香ちゃんが冷静で頼もしく、落ち着いてレースできました」(吉田)

 スナイプ女子世界選手権は1995年に第1回大会が横浜で開催されました。今年は30周年となる記念大会です。海外からはアメリカ、ブラジル、ベルギー、スペイン、クロアチアが参加しました。日本からは学生中心ながらも、30年前の第1回大会に出場していた選手も集まり、華やかに開催されました。

世界選手権の舞台となったのは江の島。夏のシーブリーズを受けて連日の強風により疲労が蓄積しましたが、1日2レースで全8レースをおこなうことができました。
2位のクロアチア(ヴィットゥーリ/ボーゲン組)。スキッパーは49erFXで活動していたセーラーです。最終日、吉田/三浦へ1点差まで追い上げましたが、一歩及ばず
3位入賞を果たした山崎彩加/北東愛和(同志社大)は学生最高順位でした
江の島沖は南西風特有の高い波が入り、沈艇、トラブル艇も見られました
30年前の第1回大会に出場したベテランも出場しました。第1回大会で3位を獲得した森 由美子選手は名城大4年の奥村育実選手と出場し、総合11位
優勝の吉田 愛/三浦帆香。スナイプ女子ワールドを目標にしたスポットチームですが、8月の全日本選手権にも出場します
最終日のクロージングセレモニーでは、希望者全員がゆかた姿で盆踊り大会がおこなわれました
ゆかたは海外選手も大喜び。国際大会らしく華やかなフィナーレになりました
2025スナイプ女子世界選手権 成績
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