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関西選手権2日目、470は神木/俣江、スナイプは森谷/河野が制す!

 6月15日、兵庫県西宮沖で「2025年関西470級選手権、関西スナイプ級選手権」2日目が行われました。2日間で470は計5レース、スナイプは計4レースを実施。470は神木 聖/俣江広敬(Team Hyogo) 、スナイプは森谷幸雄/河野元道(GOOD HOLDINGS)が優勝しました。(レポート/藤原葉菜 BHM編集部)

2日間、軽風から強風までが吹くレースとなりました。六甲山を背に、本日は両クラス2レースを実施しました

 全日本選手権への道がつながる「2025年関西470級選手権大会、関西スナイプ級選手権」。2日目のきょうは昨日と変わり、朝から晴れ間が見える1日でした。朝から南西の風が11ノットと、昨日より5ノットほど強まり、波がうねるコンディション。あちこちで沈艇が目立ちました。2日間で470は計5レース、スナイプは計4レースを実施しました。

 470は強風を得意とする小泉凱皇/宮﨑朝光(鳥取県セーリング連盟)が第4レースで飛び出し、前日首位の藤原達人/疋田大晟(テス・エンジニアリング株式会社) と1位タイ、1点差で神木 聖/俣江広敬(Team Hyogo) が続きます。結果、第5レースでトップフィニッシュした神木/俣江が優勝を手にしました。

 スナイプは第4レースで前日2位の桑原洋樹/井堰威瑠(GOOD HOLDINGS)が前日首位の森谷幸雄/河野元道(GOOD HOLDINGS)と1点差で首位に立ちます。その後、第4レースでは森谷/河野が1位でフィニッシュ。カットレースとなった第4レースの5位以外、全て1位の3点で優勝となりました。

 なお、今大会の上位艇は全日本470選手権、また全日本スナイプ選手権の出場権を獲得します。

大接戦を制した神木/俣江は国スポでの成年男子470の部の兵庫県代表となる予定です。「今大会に向けて、強風にも対応できるよう体重を増やしました。きのうは軽風で思ったより走れなかったのが想定外でしたね。諦めなかったのが勝因だと思います。国スポでは優勝を目指します」(神木)
センターボードが流れ、なかなか起こすことができないスナイプ艇をそばから気にかけていた470の神木と小泉がお手伝いを。このあとの最終レースでは、神木、小泉がワンツー続けてフィニッシュしました
スナイプの優勝は森谷/河野となりました。GOOD HOLDINGSは月に2〜3回ほどの練習と限られた時間ですが、他艇を圧倒する走りを見せました。「今年から新しくおろした艇で慣れてない中、走り切ることができて良かったです。この2日間は風が振れたので全体を見ながら、手前の風だけではなく、奥の風を使うことを意識しました」(森谷)
470女子ペアの1位は昨日のリードのまま、中村佳純 /瀧口 彩(関西学院大)となりました。来週の関西学生個人も同じペアで出場します。「昨日は本当に調子が良くて、走り切ることができました。きょうは風が強くて自分たちの体重が軽い分、食らいついた結果が繋がったと思います」(中村) 「女子インカレを見据えて、最近ペアを組みました。しっかり走れたことは自信になりますが、プレッシャーも感じています」(瀧口)
警戒艇を担当した増子漕大(右・大阪大、3年)と榎本圭亮(関西大、4年)です。安全のため、きょうは出艇直後から続出した沈艇やレース海面周辺のプレジャーボートを気にかけ、声をかけ続けました。普段、増子は大阪大ヨット部のマネジメントスタッフ、榎本は関西学生ヨット連盟の学生委員長を務めています
毎年恒例の閉会式後のじゃんけん大会。470の村井和葉(近畿大)、スナイプは伊東厚太朗(神戸セーリングチーム)が勝ち、ノースセールジャパンのセールが贈られました。今大会のラッキーマンたちです
2025年関西470級選手権、関西スナイプ級選手権 470成績
2025年関西470級選手権、関西スナイプ級選手権 スナイプ成績
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