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安全確認と他大学との連携を。関西学生オープンレガッタ初日

 5月24日、兵庫県西宮沖で「2025年5月度 関西学生オープンレガッタ」が始まりました。初日は3レースを実施しました。(レポート/藤原葉菜 BHM編集部)

2025年5月度オープンレガッタ初日は気温は20度を超えたものの、レース直後に冷たい雨が降り、肌寒く感じる1日でした

 全日本学生個人につながる関西学生個人選手権まで1カ月を切りました。学連主催の大会としては、関西学生個人選手権前最後の「2025年5月度 オープンレガッタ」がスタートしました。今大会は関西水域の大学のみが参加。470級は24艇、スナイプ級は25艇が出場します。

 初日のきょうは朝9時から、選手・マネジャー含めた全員が参加するブリーフィングが行われました。

先日、西宮沖で関西大と関学大が練習中に転覆する事案が発生。この件を受け、今朝はブリーフィングで「注意喚起」が行われました。各大学で安全確認を実施することはもちろん、天候や風の振れの情報など、時には他大学と連携しながら万全を喫することが呼びかけられました

 レースは北東の風が8ノットほど吹く中、10時30分からスタート。時折雨が打ち付け、六甲山が完全に雲に覆われてしまう時間帯もありました。

 2レース目以降は10ノット以上の風が吹く中で実施されました。本日は最大4レースを予定していたものの、安全を省み470級、スナイプ級ともに計3レースを実施し、終了しました。

 25日は本日と変わり、北からの風が入る予報になっています。関西の中で自分の立ち位置の指針となる今大会、最大4レースおこなわれる予定です。

オープン参加艇である470の野村裕一郎・伊東里菜(ピアソンマリンジャパン。伊東は初日に乗艇。2日目は伊藤裕太が乗艇しました)は本日の全レースを首位で走り切りました。学生たちを前に、どこか余裕の表情でしょうか
和歌山大は昨年11月の秋季新人戦ぶりに、学連主催の大会に出場しています。4年生が1人、3年生が6人、2年生が9人、1年生は8人のチームです。「僕たちは早めに代替わりをし、3年生が主体となってチームを運営しています。春季インカレはチームで新歓に力を入れるために出場を断念しました。関西学生連盟に加盟していますが、普段は和歌山沖で練習をしてます。そのため、西宮の波には慣れていません。来月の関西個人選手権に出場するため、船は西宮に置き、これから西宮で毎週大会に出たり、練習をする予定です。船の移動や宿泊費の資金繰りには苦戦しています」(山口孝介・3年)
2025年5月度 関西学生オープンレガッタ スナイプ初日成績
2025年5月度 関西学生オープンレガッタ 470初日成績
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