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楽園へ向かう外洋ヨットレース!小笠原レース2025スタート

 4月26日、三浦半島小網代から小笠原父島まで500マイルを競う「小笠原レース」がスタートしました。この大会は現在日本で定期開催されている外洋レースの中で、沖縄東海ヨットレース(720マイル)に次ぐ長距離レースです。スタート当日は北東から南へまわる弱い風の中、南の島の楽園・小笠原を目指して全6艇が元気にスタートしました。(BHM編集部)

4月26日午前11時、相模湾小網代を沖をスタート。近年では2年に一度開催されている「小笠原レース2025」が始まりました。スタート時は微風でしたが、だんだん風は上がり初日夜には30ノットを超える予報になっています
スタート前日に小網代ヨットクラブでおこなわれた艇長会議と安全講習会。安全講習会では、現役外洋レーサーでもある北田 浩副実行委員長(JOSA)による実践を踏まえた講習になりました
レース本部となる小網代ヨットクラブ(神奈川県三浦市三崎町小網代)。スタート後は小笠原で待機するレース運営陣がレース本部になります
数々のクルーザーレース、外洋ヨットレースの舞台となる三浦半島。左に見えるマリーナはシーボニアマリーナ、入り組んだ奥にあるのが油壺。その右奥は諸磯です。半島手前の工事している箇所は2021年に閉館した油壺マリンパークの跡地です
スタート前のチェックインは荒天時にあげるステイスル(ヘッドセール)、トライスル(メインセール)で本部船に向かいます。本大会の安全規定/外洋特別規定は日本では厳しい部類となるモノハル・カテゴリー2が定められています
スタート時は北東の風。リーチングで小網代沖の灯浮標(網代沖灯浮標。通称:赤白浮標)を回航して進路を南へ。三浦半島寄りの弱い風に潮流が混じるスローペースのスタートとなりました
 北海道室蘭から出場する〈Ocean Boy〉。かつて相模湾でも活躍した〈Ocean Boy〉は、室蘭工業大ヨット部出身の20代、30代中心のチーム構成です。北海道からの回航、小笠原レース、北海道へ戻る回航を含めると1カ月以上のキャンペーンになります
Crescent IV/クレセント4(J/121。葉山マリーナ)
艇長/オーナー:平井昭光。クルー:小林正季、田口裕介、町山文洋、林 裕城、大山卓宏、大坪 明
Hanamizuki/ハナミズキ(MAT1220。シーボニアマリーナ)
オーナー:高山 健。艇長:笠下清二。クルー:高杉雄一郎、五十嵐厚志、町田真吾、森 治彦、浅野英彦、山本 健、川崎恭輔
BITTER END/ビターエンド(SWAN40、油壷湾特別泊地)
オーナー:鈴木保夫。艇長:鈴木裕介。クルー:宮内佑介、佐藤 巧、清水秀一、永岡芳美、内海洋樹、重野悟、David Lechevalier
STARDUST/スターダスト(X41。横浜市民ヨットハーバー)
艇長/オーナー:矢口孝広。クルー:伊藤 豊、伊平良裕、宇賀神充臣、根岸勝美、宝栄源男
OceanBoy/オーシャンボーイ(Farr40 MOD。エンルムマリーナ室蘭)
艇長/オーナー:中村 一孝。クルー:久保 勤、糸井僚太郎、小俣真輝、西田良平、西嶋勇介、碓井真大、上田裕文
小笠原レース2025 エントリーリスト/TCC
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