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相模湾クルーザーレース、シーズンイン!ニッポンカップ・スプリング2025

 4月12、13日、葉山沖で「ダイナースクラブ・ニッポンカップ・スプリング」が開催されました。葉山マリーナヨットクラブが主催するこの大会は春と秋に開催されるシリーズ戦で、相模湾の恒例クルーザーレースとして知られています。(BHM編集部)

11年目に突入したニッポンカップ。名だたるスポンサーが付いているため派手な印象がありますが、葉山マリーナヨットクラブのホスピタリティが光る手作りのヨットレースです

 2日間にわたっておこなわれた大会は初日は15ノット前後の北東風に恵まれて4レース実施。2日目は小雨が降るシフティな軽風コンディションで1レースおこなわれました。

 総合成績は、IRCクラスA〈CONSTELLATION〉(IMX 40)、IRCクラスB〈ADONIS〉(FIRST 35)、メルジェス20クラスは〈TRINITY〉、U30クラスは〈いちもくさん〉(神戸大)が優勝しました。

ダイナースクラブ・ニッポンカップ・スプリング2025成績
ヤマハ30SによるU30クラスはエントリーがすぐに埋まってしまう人気のクラスです。20歳代には乗り慣れなれていないクルーザーですが、U30の選手達は試行錯誤しながらも楽しんでいました

 本大会の特長は、U30(アンダー30)クラスが設けられている点です。30歳以下が5艇のヤマハ30Sで競うクラスで(オーバーエイジ枠で30歳以上1名乗艇可)、そのうち1チームは推薦枠として、3月に開催された大学&U25マッチレース優勝の〈陸の王者〉(慶応大)が出場しました。

 その他4チームは先着順で決まり、エントリー申し込み翌日にはすべて埋まってしまうほどの人気を見せています。12チームの上限に対して21チームがエントリーした大学&U25マッチもそうですが、本大会でもエントリー数を超える応募があり、いま全国的に若いセーラーのキールボート熱が感じられます。

 次回ニッポンカップ・オータムは10月11、12日に開催されます。みなさん、おたのしみに。

IRC Aクラス優勝の〈CONSTELLATION〉(IMX 40)。慶応大OBコンビのヘルム&タクティクスが冴えました
メルジェス20優勝の〈TRINITY〉。ワンデザイン艇で全レース1位はさすがのひとこと。加藤オーナーの安定した走りに加え、山田寛、外薗潤平がサポートします
IRC Bクラス優勝の〈ADONIS〉(FIRST 35)。大野オーナー率いる〈ADONIS〉はヤマハ30SからFIRST 35に変わっても連戦連勝
U30以外にもヤングチームが出場しています。浦安から出場の〈ミルキーウエイ〉は平均年齢26歳。今回は〈WIND FAIRY〉(Farr30)をチャーターして出場しました
U30クラス優勝の〈いちもくさん〉。神戸大ヨット部現役+OBチームで、今年は国際大会を目標に活動したい、とのこと
今回も楽しく開催されたニッポンカップ・スプリング。次回は10月11、12日のニッポンカップ・オータムで会いましょう!
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