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琵琶湖で日本最大規模ビッグフリートレース、同志社ウィーク開幕

 3月22日、琵琶湖・滋賀県大津市柳が崎ヨットハーバーで「第41回同志社ウィーク」が開幕しました。初日のきょうは予定通り4レース実施しました。(レポート/藤原葉菜 BHM編集部)

琵琶湖で開幕した同志社ウィーク。今年は470級で63艇、スナイプ級で83艇の合計146艇がエントリーしました

 同志社ウィークは全国の社会人、大学生が集うビッグフリートのヨットレースです。1983年以来、同志社大が大会を企画運営し、琵琶湖レースシーズンのはじまりを告げる名物レガッタとして定着しています。

 大会初日は朝から8ノット以上の南西風が安定して吹き、4レースを実施。風の強弱、風の振れの激しい琵琶湖特有のレースコンディションになりました。

 470級は吉田 愛/吉田雄悟(ピアソンマリンジャパン)が全レースでトップフィニッシュしますが、第3レースのUFD(64点)で順位を大きく落としました。暫定トップは安定して上位成績を取った大石駿水/水谷清志朗(滋賀県スポーツ協会)です。

 また、スナイプ級はベテラン社会人を退けて酒巻佑成/柳本征人(同志社大)がトップ。酒巻は4月から同志社大に入学する期待のルーキーです。

 明日大会最終日は、風はきょうと比べて弱くなる予報です。最終予告信号は14時。何レースできるでしょうか?

スナイプ級は83艇がエントリー。スタートで一列に並ぶ様は全日本インカレを思い起こします
各大学の色とりどりのスピンが見えるのも、ビッグフリートの醍醐味です
4レースを終えてスナイプ級トップの酒巻佑成/柳本征人(同志社大)
470級は琵琶湖の風を知り尽くす大石駿水/水谷清志朗(滋賀県スポーツ協会)が暫定1位
琵琶湖を囲む山にはまだ雪が残っていました。雪が見えるのは琵琶湖西方の比良山です
琵琶湖のお隣の関西水域からは大阪大、関大、関学大が参加しています
思わず笑顔が出るのも、同志社ウィークならでは?
同志社ウィーク初日の琵琶湖は時折強いブローが入り、吹き倒される船も見られました
大津港沖合のびわこ花噴水が見えました。高さは最大40メートルまで噴き上げられるそうです
今年9月に開催される滋賀国スポを控えて柳が崎ヨットハーバーの整備が進んでいます。スロープ前にあった艇庫がなくなり新しく管理事務所が建てられました
北海道大は全5艇で参加しています。「ビッグフリートを経験しにきました。北海道の大会では多くても15艇しかいません。艇数が多く苦戦していますが、がんばります。冬の間は三重大にお世話になり練習してきました。今年は下級生の人数が多く、元気いっぱいのチームです!」(北海道大)
高知大はスナイプ級は学生ペア、470級は学生・OBペアでの参加です。「昨年からOBとの繋がりで同志社ウィークに参加しました。四国なので、普段の遠征は中国地方が多く、なかなか琵琶湖まで来てレースすることはありません。全日本を見据えて経験を積みにきました」(高知大)
同志社ウィーク今年の招待選手は高山大智選手(470)と脇永達也選手(スナイプ)。初日夜には招待選手によるオンライン講習会がおこなわれました
2025同志社ウィーク スナイプ級 初日成績
2023同志社ウィーク 470級 初日暫定成績
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