〈イーグルⅡ世〉が8連覇を達成!鹿児島ミニトン全日本選手権
11月21~24日、鹿児島県鹿児島市 KMSヨットヤードで「第44回ミニトン全日本選手権」が開催され、北は東北、南は石垣島から11チームが集まりました。(レポート/日本ミニトン協会、写真提供/大会実行委員会及び参加チーム)
初日はいい風が吹く予報でしたが、朝は予報よりも弱く風速3m/s程度で第1レースがスタートしました。後半に追い上げた〈イーグルⅡ世〉がトップフィニッシュし、〈MIYAKO MARU〉、〈Kit Katsu〉と続きました。
第2レースは風が徐々に上がり、左海面でいい風をつかんだ〈AOBA mini〉が1マークをトップ回航。しかし、再び後半に〈イーグルⅡ世〉が追い上げてトップフィニッシュ。またレーティング差により〈Gaia〉が2位、〈AOBA mini〉が3位となりました。
風は引き続き上がり、第3レースの際には6m/s、第4レースには8m/sとなりました。風の振れとパフラルの強弱も激しいトリッキーな風の中、上位艇が盤石な走りを見せ〈イーグルⅡ世〉が1位、2位 〈Gaia〉、3位 〈風来坊〉で1日目を終えました。
2日目は風が弱い予報でしたが、朝はまだ風が残り、第5レースは5〜6m/sの風の中、〈シン・ガイア〉が5位といい走りをみせました。第6レースでは風が落ち、首位の〈イーグルⅡ世〉がスタートで出遅れている間に〈Gaia〉が抜け出し、トップフィニッシュを決めましたが、〈イーグルⅡ世〉も最終レグで巻き返し、修正2位でした。
その後さらに風が弱くなり、数時間風待ちの後APAが掲揚され、最終日のショートディスタンス1レースのみを残す形となりました。
最終日は、鹿児島港谷山沖をスタートし桜島手前の沖小島を時計まわりでスタート地点でフィニッシュする、約10マイルのショート・ディスタンスレースです。朝から微風予報の中、風速3m/s程度で9時にスタートしました。
沖小島まで、右寄りのブロー帯や桜島手前までパフとラルの不規則な風を走った艇が、沖小島の回航に入っていきます。回航付近では桜島のブランケの影響で風はかなり弱くなり、回航出口では4艇が団子状態となりました。
ブランケ地帯をいち早く抜け出した〈AOBA mini〉がそのままリードを守り切り、3時間を超えるレースのトップホーンを鳴らしました。
最終レースでも修正1位を取った〈イーグルⅡ世〉が8連覇を達成。〈Gaia〉が2位、地元出場の〈風来坊〉が3位となりました。
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