日本がパリ五輪出場をかけるラストチャンスレガッタ開幕直前
4月21日〜27日までフランス・イエールで「ラストチャンスレガッタ」が開催されます。この大会はパリ五輪の出場国を決める最終選考で、毎年同地で開催される「フランス・オリンピックウィーク」と同時進行で開催されるものです。(BHM編集部)
既報のとおり、日本がパリ五輪の出場権利を持っているのは男女混合種目470だけです。そのほかの種目は、昨年8月から始まった国枠選考(クオリファイ)レガッタで、いまだ取れていない状況です。
日本が狙うのは、残された出場国枠プラス一部の種目で新興国枠(Developing Nation)に与えられる国枠です。新興国枠とは、過去2回の五輪クオリファイレガッタとなったセーリング・ワールド・チャンピオンシップ、またはクラス別世界選手権で出場権利を獲得できなかった国に与えられる特別枠で、日本は49er、49erFX、ナクラ17が該当します。
また、本大会はパリ五輪日本代表の二次選考にもなっていて、一次選考のポイントと本大会の合計得点により代表が決定します。
◎ラストチャンスレガッタ 残り国枠数(日本の場合)
男子1人乗りディンギー/ILCA 7 【3カ国】
女子1人乗りディンギー/ILCA 6 【3カ国】
男女ミックス2人乗りディンギー/470【日本は取得済】
男子スキフ/49er【3+1カ国】
女子スキフ/49erFX 【3+2カ国】
男子カイトボード/フィーミュラカイト【5カ国】
女子カイトボード/フィーミュラカイト【5カ国】
男子ウインドサーフィン/iQFOiL【5カ国】
女子ウインドサーフィン/iQFOiL【5カ国】
男女ミックスマルチハル/ナクラ17 【3+1カ国】
◎ラストチャンスレガッタ出場日本選手と一次選考の得点
※本大会は国枠選考のため各国で出場艇数の制限があり、日本は一次選考の上位選手が出場します。
49er 参加33艇
古谷信玄・高柳 彬 48点
嶋倉照晃・上園田心太浪 59点
49erFX 参加17艇
田中美紗樹・永松瀬羅 31点
松苗幸希・畑山絵里 44点
市橋愛生・後藤凛子 50点
フォーミュラカイト男子 参加40艇
岩城拓海 56点
フォーミュラカイト女子 参加22艇
梶原紗希 ※一次選考不参加
iQFOiL男子 参加49艇
富澤 慎 63点
池田健星 79点
倉持大也 109点
iQFOiL女子 参加35艇
新嶋莉奈 53点
須長由季 60点
大西富士子 65点
ILCA6 参加32艇
冨部柚三子 76点
ハムリンたりあ 93点
山本佑莉 94点
ILCA7 参加60艇
鈴木義弘 66点
黒田浩渡 84点
瀬川和正 94点
ナクラ17 参加15艇
飯束潮吹・西田カピーリア桜良 30点
渡部雄貴・植田 実 44点
- ラストチャンスレガッタ/フランス・オリンピックウィーク(公式)https://sof.ffvoile.fr/