若手育成プログラム「DMG MORI セーリングアカデミー」のあらたな挑戦(1)
3月、DMG MORI セーリングチームは、外洋ヨットレースの若手育成プログラム「DMG MORI セーリングアカデミー」に所属する國米 創、ロール・ギャレー、アレクサンドル・デゥマンジュの挑戦を発表しました。ギャレーはフィガロクラスで外洋ヨットレースへ出場。國米、デゥマンジュは来年9月にスタートする「ミニトランザット2025」を目指します。(BHM編集部)
2022年に設立したDMG MORI セーリングアカデミーは、外洋ヨットレースの登竜門として知られる大西洋横断ヨットレース・ミニトランザットを目標に、外洋セーリングの分野で活躍できる人材の育成を目的とする若手育成プログラムです。
2023年秋に開催されたミニトランザット2023では、同チームのロール・ギャレーと三瓶笙暉古が挑戦し、ギャレーが完走(総合順位は14位/29艇中)を果たしました。そして2024年を迎え、選手たちはそれぞれ選んだあたらしい道で外洋ヨットレースに挑戦します。
ミニトランザット2023でスキッパーを務めたギャレーは、フランスで人気の外洋艇、ベネトウ・フィガロ3(全長36ft)によるワンデザイン外洋ヨットレースに参戦して、よりハイレベルなオフショアレースのスキルを学びます。
三瓶はアカデミーからDMG MORI セーリングチームに移行して、白石康次郎のIMOCA〈DMG MORI Global One〉が出場する外洋ヨットレースをバックアップ。IMOCAの艤装や整備を担当します。
2023年までDMG MORI セーリングアカデミーでコ・スキッパー(副艇長)を務め、IMOCAチームのサポートを担当していた國米 創、アレクサンドル・デゥマンジュは、2025年9月にスタートする「ミニトランザット2025」へ向けて活動することになります。
東京五輪まで國米はフィン級、デゥマンジュはフランス代表を目指して470級で活動していたこともあり、セーリングスキル、実力・経験ともに十分。今年は、現在チームが所有するMINI6.50(プロトタイプ)をブラッシュアップして、ミニトランザット2025の出場資格を得るための外洋ヨットレースに出場します。
- クラスミニ協会(公式)https://www.classemini.com/
- フィガロ・ベネトウクラス協会(公式)https://www.classefigarobeneteau.fr/fr
- ベネトウ・フィガロ3https://www.beneteau.com/figaro/figaro-beneteau-3