年始に開催されるテーザー世界選手権を控え、年末に「第49回オーストラリア選手権」がプレワールドとして開催されました。（レポート／関口真秀 日本テーザー協会）

　世界選手権には日本から8チームがエントリーしています。そのため11月上旬に8艇積んだコンテナを出荷しましたが、オーストラリア全土の港湾ストの影響を受け、コンテナの到着が大幅に遅れてしまいました。当初プレワールドには2艇参加の予定でしたが、1艇のみチャーターボートで出場しました。

　プレワールドの数週間前に現地入りして練習しているアメリカチームや、現地サンドリンガムヨットクラブの強豪チーム。他艇種の強者が乗り込んだ前哨戦は、ワールドの結果を占うものになったでしょうか。

　優勝はテーザーワールド初参加の地元セーラーです。2位は同点タイブレイクで前回シアトルワールド6位のアメリカチーム。どちらも若手チームです。3位は1992年葉山ワールド優勝のアメリカチーム。ここでベテランが食い込む結果となりました。

　さて、オーストラリア選手権が終わっても、まだ日本チームの船は届かず、悶々とした年末年始を過ごすことになりました。

　そしてワールドのレース本番が始まる前日1月3日。プラクティスレーススタートの3時間半前にコンテナに積んだ船と荷物の検疫が終わりました。

　それから日本チーム全員とオーストラリアのボランティアメンバーで8艇を運搬し、ブリーフィング15分前にヨットクラブに到着。ブリーフィングを聞きながら計測・登録を終え、全員ギリギリのタイミングで出艇してプラクティスレースのスタートに間に合いました。

　さあ、1月4日からワールドが始まります。どんな一週間になるかご注目ください。

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