【コラム】11月はカリブ海で大西洋横断を待ってます
みなさん、こんにちは。バルクヘッドマガジン編集長です。編集長の取材遠征は、(しつこいようですけど)まだ続いています。今週はカリブ海のマルティニークという島で、ふたり乗り大西洋横断ヨットレース「トランザット・ジャックヴァーブル」を撮影しています。(BHM編集部)
カリブの生活も予定を超えて長くなってしまいました。編集長は全日本インカレの荷物のままカリブ海のグアドループへ。この島で大西洋横断ヨットレース「ミニトランザット」を撮影しました。それからマルティニークへ移動して、いまジャックヴァーブルのフィニッシュを待っています。11月は、待つのが仕事、になっています。
外洋ヨットレースの場合、いつ到着するのか近づいてくるまでわかりません。距離と速度でおおよその到着時間(ETA=Estimated Time of Arrival)は計算できますが、レース序盤のETAなんてまるで当てになりません。カームにつかまったら2、3日止まったままになってしまうからです。
それでも予想しないといけないのが、現地撮影のむずかしいところで、そもそも自分が到着に遅れてしまったら撮影できません。さらに問題は、日本からカリブ海まで行くのに約40時間も掛かってしまうということ、現地で撮影の段取りすることを考えるとギリギリに到着するのは危険すぎます。
なんてことを考えて行動していたらレース艇の動きが遅くなり、、、まあ、フィニッシュに遅れて到着したり、撮影できなくなるよりはいいので、仕方ないことかもしれません。
今回の遠征もなかなか刺激的なトラブルを多々経験しながら続いています。もう、これでもかというほど、小さなことから大きなトラブルまで起こります。
クルマで道に迷うのは日常茶飯時。グアドループでは毎日断水。バケツに水を汲んで備えるのが日課でした。そして、いちばんの問題なのは、英語がほとんど通じないことでしょうか。これには本当に困っています。とはいえ、普段はこんなに時間が取れないので、ゆっくりとしたカリブ時間をたのしんでいます。「郷に入れば郷に従え」ですね。そんな気持ちで、あと数日間、がんばります!
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