Loading

選手泣かせの微風戦。福岡全日本インカレ2日目レポート

 11月3日、福岡小戸・福岡市ヨットハーバーで開催されている「第88回全日本学生ヨット選手権」。レース2日目は長い陸・海上待機ののち、5ノット前後の微風で1レース実施しました。470級でDNFが23艇出るなど、選手泣かせの一日となりました。(文/長塚正一郎 バルクヘッドマガジン)

スナイプ級の下マーク回航シーン。風が弱くなって大混雑。回航できずにマークの下まで行ってしまう船も見受けられました

 レース初日につづき晴天の博多湾は、海上でも半袖でいられるほどの温かさです。しかし、待てど暮らせどなかなか安定した風が吹いてきません。昼過ぎに北東の風が吹いてきて、第3レースがスタート。途中レースの続行が危ぶまれるほど風が落ちましたが、その後、風は弱いながらも止むことなくレースが進みました。

 両クラスともにトップ校の順位は変わらず。470級では関西学院大、スナイプ級は早稲田大が首位に立っています。総合でも、早稲田大がリードし、関西学院大、同志社大とつづきます。

 明日レース3日目も微軽風予報です。レース数をこなせば、おおきな順位変動の可能性もあります。レースはまだ始まったばかりです。

大阪大学ヨット部集合。「5年前くらいまで部員が少なかったけど今は37人います。1回生が元気よく、4回生がまとめ、活気も出てきて良いチームに仕上がってきました。両クラスで走ることを目標にしてきたので、みんなでしっかり前を走りたいです」(成田修佑主将)
出艇前は各大学円陣を組んで気合が入ります。写真は九州大
3連休の1日目ということもあり、たくさんの関係者が応援にかけつけました
6-7位フィニッシュを決めた名古屋大。部員がいなくなり休部から復活して以降、スナイプ級の全日本インカレ出場は初めてです。「自分たちがどこまでやれるか不透明な中で、微風得意なチームが走ってくれました。やってきたことが間違いじゃなかったのが、チームリーダーとして嬉しく思ってます」(木村友哉 スナイプ級クラスリーダー)
陸上での待機時間の過ごし方はさまざまです。今大会はなかなか風にめぐまれていません

◎総合成績 暫定 11/3 21時現在
1 早稲田大  290点
2 関西学院大 350点
3 同志社大  366点
4 慶應大   425点
5 京都大   496点
6 日本大   506点
7 立命館大  534点
8 大阪大   556点

第88回全日本学生ヨット選手権 470 2日目成績
第88回全日本学生ヨット選手権 470 乗員リスト
第88回全日本学生ヨット選手権 スナイプ 2日目成績
第88回全日本学生ヨット選手権 スナイプ 乗員リスト
CATEGORY:  COLLEGEDINGHYINSHORENEWS