シドニー、香港、関西のクラブ対抗戦。ドラゴン・インターポートレガッタ2023
9月15〜18日、KYCドラゴンフリートで「クラブ対抗定期戦・ドラゴン・インターポートレガッタ2023」を開催しました。コロナの影響で延期が続いたため2019年シドニー大会以来4年ぶりの開催となりました。(レポート/関西ヨットクラブ ドラゴンフリート 安田大助)
今回の参加チームはロイヤル・シドニー・ヨットスコードロンと、ロイヤル香港ヨットクラブと、われわれ関西ヨットクラブの3クラブが集まりました。
ルールはドラゴンクラスを使った3対3のチームマッチレースです。多くのドラゴンセーラーが来日し、運営を含めて総勢100名を越えるビッグイベントとなりました。
前略
ドラゴンクラスにご縁があり1994年から活動しています。今回インターポートレガッタのホストクラブフリートキャプテンを務めました。今回はドラゴンクラスとKYCフリートの魅力をレポートします。
今回のプログラムは4日間。初日はエントリー受付でお抹茶をふるまい、国旗掲揚式、セーラーズミーティング、KYC酒井理事長主催のカクテルパーティーを開催しました。インターポートレガッタでは4年ぶりの再会となり初日から和気あいあいとレガッタがスタートしました。
2日目は朝からラウンドロビン1のマッチレースをたっぷり6レースやって、アフターレーシングビアのザ・プレミアム・モルツをウェットバーで楽しんだ後、ウェルカムパーティーを開催しました。パーティーには江の島ヨットクラブのドラゴン仲間も駆けつけてくれてうれしい限りでした。
3日目も朝からラウンドロビン2をしっかり6レースおこない、陸にあがってウェットバーで用意された冷えたプレミアムモルツをたっぷり飲んでレーシングを語って解散となりました。
ニコニコしながらセーリングを語る姿は皆さんまるで子供のように楽しそうでした。この日の夜は公式イベントを行いません。皆さんご自分で作られたスケジュールを楽しみます。
最終日も朝からラウンドロビン3を3レースで終了し、選手全員で後片付けして、恒例となったアフターレーシングビアとランチボックスを楽しんで一旦解散となりました。
19時からの表彰式ではいつも通りにドレスアップして、各クラブのプライドもありお笑いもあるというドラゴンクラスらしいアットホームなパーティーとなりました。
今回、ロイヤル香港ヨットクラブはKen Wong氏がフリートキャプテンとしてチームをまとめ、IDA副会長のBram Van Olphen氏も参加し、多くのセーラーをレガッタに送り込み圧倒的にフレッシュで多様性にとんだセーリングチームで来日しました。
ぐっと若返った上に多様性のある大所帯チームの参加で、レースだけのみならずアフターレーシングビアでも、多くのパーティーでも、元祖ドラゴン乗りオールドソルトたちも新しい仲間達も一緒になってエンジョイし、今回のレガッタはよりいっそう華やか、かつスマートで楽しくなったなあと感じた次第です。
フレッシュな香港チームがアフターコロナ時代の新しいインターポートレガッタの扉を開けてくれました。さすがはMR. DRAGON KING IN ASIA/ LOWELL CHANGのホームフリートです。
またロイヤル・シドニー・ヨットスコードロンは、フリートキャプテンのBrad Johnson氏を筆頭にこれもまた圧倒的な重厚感と安定感と陽気さで、これぞロイヤル・シドニー・ヨットスコードロンのドラゴン乗りたちだ!と納得のいく最高に恰好よいチームでした。
そもそもクラブではなくロイヤル・スコードロンという名前からしてかっこう良すぎて、筆者はしびれてしまうのです。若い頃にかかった病気の一種でしょう。
毎日天気がよくて、ひどく暑くて、でも朝から風が吹いて、しっかりレースして、陸にはビールがたっぷりあって、乗って飲んで語ってと私たちドラゴン乗りには最高に楽しいイベントとなりました。
最後に下記の皆様にこのレポートをもって感謝を発信いたします。
今回、サントリーホールディングス株式会社、ヤンマーホールディングス株式会社、DMG森精機株式会社の各企業から多大なるご厚志をいただきました。
サントリー様からはご協賛金と飲料をご提供いただきました。アフターレーシングビアでたっぷりご用意いただいたプレミアムモルツは最高でゲストたちも大満足でした。
ヤンマーホールディングス様にはご協賛金をいただき、また琵琶湖サンセットヨットクラブ様から5艇のドラゴン艇貸与という多大なご配慮をいただきました。
この内1艇は、もともとヨーロッパを転戦しているヤンマーのレーシングチーム「YANMAR Racing」https://www.instagram.com/yanmarracing/ が使っていたもので、われわれセーラー達はペティクロー造船所のV6モデルという最新艇を存分にエンジョイしたのです。
特にRSYSメンバーは、自国のセーリングレジェンドであるピーター・ギルモア氏の艇に乗って来たと話題にすることでしょう。「YANMAR Racing」のギルモア氏は、かつてKYCメンバーとドラゴンのレースを楽しんだこともある仲間です。
DMG森精機様にはご協賛金をいただきました。ドラゴンインターポートには古くからご理解を賜り毎々ご協賛いただいています。
巨大なインフレータブルボート4艇はMART SPIRIT土井様、SWING鈴木様、Miranda浜田様、Aoba神野様。観覧艇では酒井理事長、舟元様、藤井様と多くのKYCメンバーにお世話になりました。
ホームマリーナである新西宮ヨットハーバーにも多くのサポートをいただきました。そして、コミッティとアンパイアの皆様にはフルプラン15レースを完璧に運営いただきました。
KYCメンバーのみならず西宮の多くの皆さんにお世話になりました。おかげさまで全てのゲストが、西宮は最高にいいところだと大いに笑って大いにセーリングしてお帰りになられました。
どうもありがとうございました。全てのご厚志に心より感謝申し上げあげます。