伊藤/村岸が優勝、年間チャンピオン獲得!テーザーウィンターレガッタ
12月6日、7日の2日間、豊田自動織機 海陽ヨットハーバー(愛知県蒲郡市)で、2025年最後のJTA公式戦となる「2025テーザーウィンターレガッタ」が開催されました。(レポート/日本テーザー協会)

12月らしい冬の寒空の下で始まった、JTA公式レース第6戦となるテーザーウィンターレガッタは初出場を含む計21チームが集まる盛況の大会となりました。来年6月に世界選手権が沖縄県国頭村で開催されることもあり、例年以上の盛り上がりを見せました。
大会初日は前日までの微風予報を裏切る10ノット前後の北西の風の中、第1レースがスタートしました。岸寄りの振れの大きい風も入る中、日本を代表するテーザーセーラーの1チームでもある田中郁也/田中紀子組(稲毛)がトップフィニッシュを果たします。
その後、徐々に風は落ちていき、第2レースは5〜6ノットの風で行われました。大きなシフトがあり、コース変更もある難しいコンディションの中、トップでフィニッシュラインを切ったのは特に軽風が得意の森田暁洋/森田知世組(稲毛)でした。なお、3ラップ目の上りの後半ではどんどん風がなくなっていき、5艇がDNFとなりました。この2レースで初日を終えました。
この日の夜には懇親会が行われ、テーザー談義や世界選手権に向けた熱い会話が交わされました。
2日目は予報よりも風が上がるのは少し遅かったものの、この時期の蒲郡らしい強風の北風の中、3レースが成立しました。第3、5レースではこの風域での強みを発揮した世界選手権実行委員コンビの伊藤一石/村岸恭明組(江の島)が、第4レースでは地元の利を活かした永井喜彰/谷口洋和/鈴木志寿浦組(愛知県ヨット連盟)がそれぞれトップフィニッシュを飾りました。
最終成績では、今年のJTA公式戦4勝目となる伊藤/村岸組が総合・グランドマスタークラスで優勝を果たしました。また、田中/田中組が総合2位・スーパーグランドマスタークラス優勝、関口真秀/上松慮生組(HMYC)がマスタークラス優勝となりました。なお、本大会の結果により、伊藤/村岸が2025年のテーザー・オブ・ザ・イヤーとなりました。
次のJTA公式戦は2026年4月に葉山(神奈川)で開催されるスプリングレガッタです。およそ半年後に迫った世界選手権に向けて、選手たちの心にも熱い火が灯っています。ぜひ来年もテーザーにご注目ください!


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