11月24日、兵庫県西宮市・新西宮ヨットハーバーで行われた「第57回全日本オプティミスト級セーリング選手権」の最終日は、風に恵まれずノーレースとなりました。3日目までの成績が最終成績となり、藤田翔伊(B&G兵庫ジュニア海洋クラブ・中3)が優勝しました。(レポート/藤原葉菜 BHM編集部)
ラストイヤーで2年ぶり、自身2度目の優勝を飾った藤田翔伊(ふじた・しょうい)。「去年は2位で悔しい思いをしたので、もう一度優勝できてうれしいです。自分の強みを出せる南寄りの風でした。これからは420級で世界選手権の表彰台にのぼることが目標です」
大会4日目の朝も風がありません。風を待ち続けますが、11時45分にノーレースとなりました。
大会4日間のうち、3日間が軽風域でレースが行われました。優勝は藤田翔伊、2位は堀野 葵(中2)と兵庫ジュニアの選手が続きました。
女子優勝は中田琴海(江の島ヨットクラブジュニア・中1)、小学生優勝は樋口耀紀 (湘南ジュニアヨットクラブ・小5)でした。
本大会の上位40名は、2月に葉山港で行われる2026年度ナショナルチーム最終選考会へ臨みます。
今大会で初めて新西宮ヨットハーバーに訪れた選手も多かったのではないでしょうか? また、西宮のヨットレースでお会いしましょう!
女子優勝の中田琴海は、総合5位にも入りました。「目標にしていた総合3位は届きませんでしたが、女子優勝は達成できてよかったです。西宮はむずかしい風でしたが、いい順位を取るレースもあり自信になりました」
小学生優勝は総合15位の樋口耀紀でした。「目標の小学生優勝と、5年生に負けないことを達成できたのがうれしいです。次の目標は最終選考会で勝ち、ワールドに行くことです!」
地元・兵庫ジュニアの藤田翔伊、堀野 葵(左)が、本大会のワン・ツーを飾りました。兵庫ジュニアの強さの秘訣は「どの子も絶対にヨットが上手くなれる」という信念のもと、子どもが自分で考えることを大切に、そして保護者はがんばる子どもたちを一体となってサポートするチーム力です
兵庫県では初めて行われたオプティミスト級全日本選手権は計7レースを行いました。大会4日間、お疲れさまでした!
第57回全日本オプティミスト級セーリング選手権 最終成績