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西宮で幕開け。第57回オプティミスト級全日本選手権初日

 11月21日、兵庫県西宮市・新西宮ヨットハーバーで「第57回全日本オプティミスト級セーリング選手権」が開幕しました。高松、蒲郡に続き2025年の舞台は西宮です。50年以上の歴史がある大会で、兵庫県での開催は初めてとなりました。(レポート/藤原葉菜 BHM編集部)

西宮で開幕したオプティミスト級全日本選手権。西宮沖からよく見える六甲山を背に、フィニッシュを目指して選手たちが走ります

 日本一を目指すジュニアセーラーたち全81艇がエントリーしています。また本大会はナショナルチーム一次選考を兼ねていて、出場資格を持つ上位40位までの選手は2026年2月に葉山港で行われる最終選考へ進むことができます。

 大会初日は冬の訪れを感じさせる寒さのなか、西寄りの安定した風に恵まれました。3レースを実施し、2年前に優勝を飾った藤田翔伊(中3)、そして堀野 葵(中2)と海面をよく知るB&G兵庫ジュニア海洋クラブの選手がワンツーで立ちました。

 2日目以降は風が弱くなる予報です。果たして、どんな展開が待ち受けているでしょうか?

歴史と実績のある兵庫ジュニアが中心となって実現したOP全日本が始まりました。本大会は兵庫県で初めて開催される全日本選手権です
大会初日の風は15ノット前後まで上がりました。1日を通し風向が変わりやすく、悩まされた選手もいたのではないでしょうか?
初日3レースを終えて首位に立った藤田翔伊(中3。兵庫ジュニア)
パリオリンピックセーラー(女子49erFX級)で、兵庫ジュニア出身の田中美紗樹さんも運営をお手伝い。アンカーを引き上げます!
船のデッキ、ウェア、ロープも全てピンク色の選手がいました。かわいらしいですね!

◎兵庫県に初めて、全日本OP選手権がやってきた

 およそ20年前から構想があった兵庫県での開催。2025年に満を持して、実現しました。

「さまざまなタイミングが合い、西宮で大会を迎えられました。OPの卒業生たちも大会を一緒につくってくれて、すごくうれしいです。新西宮ヨットハーバーは海の甲子園や全日本インカレも行われ、クルーザーの大会もさかんです。そんなヨットの大会へOPセーラーの未来はつながっていると思います。また西宮に訪れたときに、この大会を思い出してくれたらうれしいですね」(田中令江・大会事務局)

OP経験者のOB・OGも集まり、後輩たちのために運営をがんばっています!ポーズはもちろん「OP」です
第57 回全日本オプティミスト級セーリング選手権 初日成績
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