〈Falco〉が5大会ぶりに優勝!第52回ドラゴンクラス選手権
10月31〜11月3日の4日間、新西宮ヨットハーバー沖で関西ヨットクラブ、新西宮ヨットハーバーの共催による「第52回ドラゴンクラス選手権2025」が開催されました。今回は江の島フリート、琵琶湖から5チームのエントリーがあり、これまで最大の計13艇のレガッタとなりました。(レポート・写真提供/日本ドラゴン協会)

初日は受付、セール計測、艇体計測、艇のインスペクション、艇長会議が行われ、2日目、3日目は西寄りの10~18ノット、一文字堤防の返し波の影響を受ける海面コンディションで計4レースを実施しました。
ここまでで、マスト、艇体にダメージが出るチームがありましたが、大きな損傷ではないチームは補修を行い、再度レースに復帰しました。
最終日の4日目、出艇時から14~17ノットの程よい北風が入り、前日までのタフなコンディションで選手それぞれ疲れのある中、日ごろの力を出し切るべく、レース海面までセーリングで南下。
スタートライン付近で予定のスタート時刻を待ちましたが、突如として30ノットオーバーの北風が吹き出し、全艇ハーバーバックとなり、最終日のレースは残念ながらノーレースとなりました。
その結果前日までトップだった〈Falco〉(澤田朗オーナー/日本ドラゴン協会会長)が、5大会ぶりに伝統の山縣杯を手にしました。ウッドデッキを有したフリートNo1の美艇が強風の西宮で美しく帆走する姿は、すべての選手たちにまぶしい微笑みを見せ、タフなシリーズにふさわしい勝者となりました。
3日目には、「えべっさん」の総本社である西宮神社内の西宮神社会館で、恒例のドラゴン協会主催の晩餐会が開催され、幅広い年齢のセーラーが和気あいあいと交流を深め、楽しいひとときを過ごすことができました。



