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秋晴れの江の島に風吹かず。我慢が続いた全日本インカレ2日目

 11月1日、江の島ヨットハーバーで「第90回全日本学生ヨット選手権」の2日目です。冷たい雨が降った肌寒い初日と打って変わり、晴れやかな空が広がりました。ただ、風は吹かず陸上待機から始まりました。(レポート/藤原葉菜 BHM編集部)

江の島で開催されている全日本インカレ2日目は不安定な風のなか、470級は1レースを実施。スナイプ級はノーレースとなりました

 11月らしい秋晴れとなった2日目は、三連休初日ということもあり、ヨット部の関係者や一般のセーラーが数多く訪れていました。爽やかな青空は広がり、きれいな富士山を臨むことができますが、風はありません。約2時間の陸上待機からスタートします。艇のチェックをしたり、メンバー同士で話したり、思い思いに過ごします。

 11時に出艇しますが、さらに約3時間の海上待機。ようやく南西からの風が入りレースが始まりました。

 470級は初日に続き日本大が上位でフィニッシュします。その後ろに早稲田大が入り、一歩、日本大に近づきました。スナイプ級はスタートするものの、風向が大きく変わりノーレースとなりました。スナイプ級は初日から順位に変動はありません。

 全日本インカレもあっという間に折り返しです。2日目はなかなか風に恵まれず、3日目が一日をかけてレースができる最後のチャンスとなりました。1つでも多くのレースができることを願うばかりです。

三連休初日はヨット部の関係者と一般の利用者が集まり、ハーバーは混雑していました
選手たちは風待ち後、11時過ぎに出艇しました。ちょうど江の島に訪れた〈DMG MORI Global One〉(IMOCA60)がレースを観戦しました
海上で約3時間の風待ち。ようやく始まったスナイプ級は2上を走る途中で風が落ち、風向も変わってノーレースになりました
470級は初日から絶好調の日本大は第4レースを1-7-15位で首位を守っています
3年連続で両クラス出場をしている東北大。近年は全日本インカレ出場を確実にしています。「初日は軽量チームである自分たちにとって不利ではありましたが、地元の閖上(宮城県名取市)に似ていて、慣れたコンディションでした。意識しているのは、七大戦でも戦っている国立大です。総合8位に向けて、チームでがんばります」(渡邉凌大・東北大主将)
スナイプチームをつくり3年目を迎えた日本経済大。2年連続で両クラスの出場を決めました。「昨年はスナイプチームの成績に悔いが残りました。この1年間は他大学の練習を真似たり、手探りで練習し、九州インカレで前を走れたことが、自信になりました。470級を含め、チームの雰囲気もとても良く、みんな元気です。全日本インカレ、楽しいです!」(濵田登羽・日本経済大主将)
今大会はキッチンカーも出店されています。朝一はクレープが人気でしたが、10時が近づくにつれ、ケバブ屋の列も伸びました(編集部調べ)
サポートメンバーのヨット愛も負けていません。一眼レフを片手にした柴田 葵(広島大4年・写真左)。「高校時は写真部に所属し、写真映えするヨットに惹かれ入部しました。大会時は広島大専属のカメラマンの気持ちです」。最後の全日本インカレ、いい写真が撮れますように
カラフルな表紙の大会パンフレット(右)には「マネ飯特集」が掲載されています。10人前から70人前まで、材料のお肉は全てキロ単位です。ぜひお試しあれ!
第90回全日本学生ヨット選手権 2日目 470級成績
第90回全日本学生ヨット選手権 2日目 スナイプ級成績
第90回全日本学生ヨット選手権 2日目 総合成績
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