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前哨戦を終え、いよいよ本番へ。関西学生夏季インカレ最終日

 9月15日、兵庫県西宮沖で「2025年度関西学生ヨット夏季選手権」最終日が行われました。本日の西宮は蒸し暑く、晴れ空で日差しも強い1日に。2日間で予定されていた7レースを実施し、10月に行われる関西インカレ団体戦前のレースは全て終えました。(レポート/藤原葉菜 BHM編集部)

今回は全日本インカレを想定し、通常より距離が長いコースが設定されました。選手たちは暑さにも、他大学にも負けじと走ります

 関西インカレ団体戦の前哨戦に位置付けられる今大会は、昨日までに4レースを実施しました。迎えた2日目のきょうはお昼頃には30度以上と残暑厳しく、晴れ空が広がります。昨日と同じく南風で3レースを実施。2日間で計7レースを行いました。

 470級は関西学院大Aが3艇で91点と唯一2桁台でまとめ、優勝をしました。本日、目立ったのは神戸大です。第5レースでは続 将/酒井 英佑と市川太陽/稲岡郁斗が4位、5位と連続でフィニッシュ。昨日の総合5位から2位までジャンプアップしました。

 スナイプ級は第5レースで3艇が1、3、6位でフィニッシュした関西大Aが、昨日から首位を譲りませんでした。今大会、7レースを通して2艇が10位以内と、手堅い走りを見せています。

 今回、「3週間後には関西インカレ」という言葉を多く聞きました。今年の全日本インカレ団体戦へ470級、スナイプ級ともに4チームが進むことができます。

 今大会、470級の上から4校は関西学院大、神戸大、関西大、近畿大。スナイプ級は関西大、大阪公立大、関西学院大、神戸大です。

 ただ、10月は例年、風向が南から北東となり、9月上旬のコンディションから変化することが予想されます。今年、関西から江の島へ乗り込む大学はどこでしょうか? 10月3〜5日の3日間、いよいよ関西インカレ団体戦を迎えます。

470級の優勝は関西学院大A(鶴本優士/品川紗奈、木内恵美子/松本怜己、中田佳祐/横溝 大)でした。「レース前のミーティングでポジションもしっかり相談し、3艇がそれぞれ走ることができました。1日目から2位に点差を大きくつけられたのは良かったです。関西インカレの目標は圧倒的1位です」(中田)
スナイプ級の優勝は関西大A(赤松佑香/植田兼斗、𠮷村歩起/福永晃志、竹田大輝/睦修斗 )でした。「情報交換をしながら、リスクを取り過ぎず、守りすぎず、3艇がまとまって走ることができました。限られた練習時間で、自分たちが100点に近いと思うレースができたことは自信になりました。関西インカレは470級も含め完全優勝します!」(赤松)
風は少し冷たくなりましたが、まだまだ暑い西宮。きょうは夏空のようでした。果たして10月に秋の風が吹くのでしょうか
芦屋マリーナに約1カ月ほど係留されていたDMG GLOBAL ONE号もまもなく横浜に戻るようです。レース前についつい目で追いかけたセーラーも多いかもしれません
2025年度関西学生ヨット夏季選手権 470成績
2025年度関西学生ヨット夏季選手権 スナイプ成績
2025年度関西学生ヨット夏季選手権 総合成績
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