最終レースまでもつれ込む激戦!蒲郡全日本インカレ個人戦最終日
8月31日、愛知県蒲郡・豊田自動織機 海陽ヨットハーバーで行われた「2025年度全日本学生ヨット個人選手権」3日目。今年の学生チャンピオンを決める最終日、風が不安定なコンディションながら2レースを行いました。(レポート/藤原葉菜 BHM編集部)

8月29日から3日間にわたって開催された「2025年度全日本学生ヨット個人選手権」は最終日を迎えました。晴れわたる青空の下、11時10分に470級がスタートし、2レースを実施しました。470級、スナイプ級ともに勝負の行方は、最終レースまでもつれ込む大接戦となりました。
470級は前日3位の安永昂生/長屋明彦・中川芹香(早稲田大)が優勝を飾りました。最終レースを終えて、前日2位の青山知央/松山大祐(早稲田大)と27点タイ。海上ではすぐに結果が分からず。2日目にトップフィニッシュを決めていた安永/長屋/中川が1位となりました。
安永昂生(4年)「強風レガッタになるかと思っていましたが、大会中は風が落ち着いていて、自分の走りがしやすいレースでした。それぞれ得意な風で役割分担をしながら、3人で勝てたのが良かったです。団体戦に向けて着々と準備を進められています。10回やって10回勝てるチームになれるよう練習していきます」
長屋明彦(3年)「去年は緊張して、あと一歩のところで優勝を逃しました。今年は平常心で臨めたと思います。最終レースはボートから、がんばれ!と見ていました」
中川芹香(3年)「今大会、長屋とはちょうど4レースずつ出ました。最終レースは緊張しすぎて体が震えていました。団体戦では先輩たちと勝てるように、そして自分たちの代に繋いでいけるように頑張ります」


スナイプは鈴木亮太朗/岨 伸明(京都大)が昨日から首位を譲りませんでした。第7レース終了時点では、服部輝海/松本能周(明治大)と同点に並びましたが、最終第8レースで振れる風をつかんだ鈴木/岨が2位でフィニッシュし、勝負を決めました。昨年の同志社大に続き、琵琶湖を拠点とする大学が蒲郡の海を制しています。
鈴木亮太朗(4年)
「最後の年に目標にしていた優勝ができて、うれしいです。最初は帆走力があまりなく、苦しい展開が続きましたが、2人で力を合わせられたことが、中盤の安定した走りにつながりました。昨日は体が緊張していてあまり眠れず、きょうの1レース目も相手を意識しすぎてしまい、思うように走れませんでした。最終レースは割り切って、自分たちで決めたことをしっかりやり切れたことが、前を走れたことにつながったと思います」
岨 伸明(4年)
「2日目は比較的軽量ペアの自分たちにとって厳しいコンディションでしたが、走り切れて安心しました。ただ、きょうは優勝を意識し、人生で一番と言っていいほど緊張しました。勝ててうれしいです!」



今回、シングルハンドは愛知蒲郡オープン・セーリング・チャレンジのILCA6クラスと一緒に行われ、大学生は6艇出場しました。今年は鹿屋体育大の黒田美海が優勝です。黒田は来月の国スポへ出場します。
黒田美海(1年)「今回は学生だけではないレースだったのでいい経験になりました。普段はスナイプ級のスキッパーをしています。今大会で470級やスナイプ級で戦う選手たちを見て、来年は絶対に個人戦に出たいと思いました。これからの女子インカレや九州インカレ、がんばります!」
今年の全日本学生ヨット選手権(団体戦)は、各水域予選を経て10月30日〜11月3日まで江の島ヨットハーバーで開催されます。また、来年の全日本インカレ個人戦は、新西宮ヨットハーバーで行われます。例年とは違う舞台での戦いに、来年も目が離せません。


