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夏空の下、快走! 海の甲子園 ユースセーリングカップ最終日

 8月24日、兵庫県西宮沖で「第15回 海の甲子園 ユースセーリングカップ」(2025西宮セーリングカップ併催)最終日が行われました。夏らしい晴れ空の下、本日は2レースが実施され、今年の勝者が決まりました。(レポート/藤原葉菜 BHM編集部)

西宮で開催された海の甲子園 ユースセーリングカップ。風が弱い予報でしたが、予定されていた6レースをやり切りました。お疲れ様でした!

 昨日の「第15回海の甲子園ユースセーリングカップ」は軽風域でおこなわれ、1日の最大レース数である4レースを実施しました。2日目のきょうは朝から日差しが差し込みむ夏空に。日が昇るにつれ気温も上昇するなか、7〜8ノットの風で2レースが行われました。

朝から30℃まで上昇し、蒸し暑い西宮。出艇前には、頭から水を被って体温を下げるセーラーも

 420少年男子の優勝は、西宮の海面をよく知る藤田蒼士/堀野瑠海 (Team HYOGO)。6レースを9点でまとめました。420少年女子の優勝は、インターハイにも出場した武田 晴/橋本心佑(高松商業高)。最終レースを1位で走り抜きました。

 ILCA6少年男子はインターハイ準優勝の加原弦季(神奈川県ユースヨットクラブ)が優勝。昨日の第4レースから3レース連続でトップフィニッシュを決め、総合成績でも首位です。ILCA6少年女子の優勝は昨日第1レースでトップホーンを鳴らした金倉莉菜(高松商業高)でした。

 セーリングスピリッツの優勝は中山由菜/宮崎歩美(NPO法人 SAGA SAILING)。6レース中4レースでトップに立ちました。ILCA6成年女子の優勝は丸田 杏 (モンベル)。2日目に猛追する須田英実子(滋賀県セーリング連盟)を振り切りました。

 毎年夏休みの最終週に行われる海の甲子園。来年は9月1週目に青森で国スポが行われるため、海の甲子園から国スポまでのスケジュールが非常にタイトになります。兵庫県セーリング連盟が開催可否を検討するアンケートを実施しています。参加をご検討の方は兵庫県セーリング連盟のホームページ(欄外リンク参照)からご回答ください。

 これからも高校生をはじめ、多くのセーラーたちが夏の西宮に集い、海の甲子園が盛り上がることを楽しみにしています。

藤田蒼士/堀野瑠海の兵庫ジュニア出身ペアです。「スタートが上手くいかなくても挽回でき、レースをうまくまとめられたと思います。ペアの堀野は普段スキッパーなので、情報共有もよくできました」(藤田)
高松商業高校の出場は毎年恒例。今年は武田 晴/橋本心佑が優勝杯を持ち帰ります。「インターハイは納得がいく順位ではありませんでした。国スポに向けて1位を取る気持ちで臨みました。ただ、納得度は5割。細かい部分も含め、練習していきたいです」(武田)
OPの大会以来、2年ぶりの西宮を走り切った加原弦季。「初日は風を思うように掴めませんでしたが、徐々に自分の走りができるようになりました。国スポが行われる琵琶湖は今回が初めて。楽しみです」
先日のインターハイ4位入賞者の金倉莉菜。「自分が思うレース展開に持ち込めるよう、今回はスタートを意識しました。1位になれて良かったです。来年はインターハイで優勝したいです!」
中山由菜/宮崎歩美はカットレースも2点と他艇を寄せ付けませんでした
丸田 杏は今大会、連覇を飾りました
第15 回 海の甲子園 ユースセーリングカップ ILCA6最終成績
第15 回 海の甲子園 ユースセーリングカップ 420最終成績
第15 回 海の甲子園 ユースセーリングカップ セーリングスピリッツ最終成績
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