10カ国93選手が出場。日本初開催 オープンスキフ世界選手権2025
7月19〜23日まで兵庫県西宮沖で「オープンスキフ世界選手権2025」が開催されました。対象となる選手は17歳未満のジュニア、参加93艇。レースの5日間を通して西宮の夏特有の220〜240度、10〜18ノットの安定した風と天候に恵まれ、ジュニアにもってこいのコンディション。2ディビジョン合計29レースが実施され、日本選手は手強い海外選手にも負けない活躍を見せました。(レポート/田口真一 レース委員長、写真提供/吉村玲一)

オープンスキフクラスは、ヨーロッパやオセアニアなどで普及しているジュニア向けのスキフボートとなっており、またワールドチャンピオンシップとして日本初開催の記念すべき大会となりました。
日本を含めイタリア、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、インドなど10カ国93名の選手が参加し、盛大な大会となりました。
13歳から16歳が競うU17ディビジョンは、男子43名、女子18名が出場。男子はオーストラリアのPULS選手が22点と圧倒的な強さを見せましたが、日本選手2名の林田選手が2位、檜垣選手が3位と大健闘を見せました。女子はオーストラリアHODZIC選手がレガッタを通して安定した成績で1位でした。
13歳未満が出場するU13ディビジョンは、男子22名、女子10名が出場。男子はフランスLETOURNEUR選手が25点で1位となりましたが、北海道のマーズデン選手が50点の2位に食い込み、見事表彰台に登りました。女子は1位がニュージーランドのTORBET選手でしたが、こちらも檜垣選手が2位、吉成選手が3位と地元の意地を見せてくれました。
今年のワールドは日本開催ということもあり、開会式は西宮神社で日本の歴史ある格式高い文化を披露、ウィンドワードセーリングクラブ前の芝生でディナー・ゲームでクラス特有のフランクな雰囲気を堪能できるレセプション、また閉会式とホスピタリティを見せ、選手、コーチ共に懇親を深めました。

