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南西風で相模湾を爆走。〈HARUKA〉初優勝、第66回パールレース

 7月27日、三重県五ヶ所湾から江の島まで183マイルを走る「第66回パールレース」が終わりました。レースは初日夜〜明け方から風が上がり、伊豆諸島利島からは追い風を受けて早い展開で進みました。ラインオナーは〈MONDAY NIGHT〉(TP52)で記録は20時間6分。総合優勝は〈HARUKA 4-SEC〉(ITALIA 11.98)が飾りました。(BHM編集部)

総合優勝の〈HARUKA 4-SEC〉。「三河湾で毎週のように練習しています。目標にしていたパールレースで優勝できてとてもうれしい。次の目標は前回2位だった沖縄東海レースでリベンジしたいです」(加藤利基オーナー)。「利島まではほぼラムライン一直線でしたが、利島へのアプローチを伊豆諸島の反流を狙って(ライバル艇に対して)北側から狙ったのがよかった。パールレースはスプリントレース。最近はルーティングソフトが発達して、みな似たようなコースを選ぶようになり、どれだけプッシュしながら走れるかがポイントになる。みんなが、がんばってくれました。〈HARUKA〉チームは、これからもクルーワークを高めながらオフショアレースを目標に活動していきます」(本吉夏樹スキッパー)

◎第66回パールレース 参加41艇
IRC総合
1〈HARUKA 4-SEC〉(ITALIA 11.98)
2〈NOFUZO〉(SYDNEY GTS 43 MOD)
3〈APHROS-SEC〉(KER 33 )

ダブルハンド優勝
KLC HORIZON 9〈SUN FAST 30OD〉

IRC A優勝
〈NOFUZO〉(SYDNEY GTS 43 MOD)
IRC B優勝
〈HARUKA 4-SEC〉(ITALIA 11.98)
IRC C優勝
〈APHROS-SEC〉(KER 33 )
IRC D優勝
〈TRAVIES〉(A 31 )

ORCクラブ優勝
〈GRAND BLUE〉〈X35 MOD 〉

江の島フィニッシュ直前の〈HARUKA 4-SEC〉(ITALIA 11.98)。南西風が上がり波も高くなり相模湾を爆走しました
 優勝経験豊富な〈NOFUZO〉(SYDNEY GTS 43 MOD/高畑慎次オーナー)は総合2位
和歌山で開催された全日本ミドルボート選手権から連戦した〈APHROS-SEC〉(KER 33 /森信秀オーナー)
成績のつかないオープン参加で出場した白石康次郎〈DMG MORI Global One〉は夜明けの江の島へフィニッシュ。所要時間は18時間2分でした。同コースの記録、2012年第53回大会の〈BENGAL 7〉による19時間48分14秒には及びませんでしたが、怪物IMOCAの性能を存分に発揮しました
第66回パールレース 総合成績
第66回パールレース クラス別成績
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