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関西学院大が完全制覇で女王の座に。関西女子インカレ最終日

 7月6日、兵庫県西宮沖で「2025年度関西学生女子ヨット選手権」2日目が行われました。2日目のきょうは470が3レース、スナイプが2レース行われました。470は木内恵美子/品川紗奈(関西学院大)、スナイプは土橋音々/久保田涼花・山本佳朋(関西学院大)、総合では関西学院大が完全優勝を果たしました。(レポート/藤原葉菜 BHM編集部)

今回も全レース、10ノット前後の風が吹くコンディションでした。2日間、暑い中お疲れ様でした!

 昨日に続き、朝から晴れ空が広がる下で「関西学生女子ヨット選手権」2日目が行われました。2日目のきょうは南から12ノットの風が吹き、白波が立つコンディションです。

 470は昨日の第5レースでリタイアだった中村佳純/瀧口彩(関西学院大)がオールトップの木内恵美子/品川紗奈(関西学院大)を抑えトップホーンを鳴らしました。その後の2レースでは木内/品川が首位で走り切り、優勝を手にしました。全7レースのうち、4つのレースは1位〜4位が同じという結果となりました。

 スナイプは、第5レースで赤松佑香/髙林響 (関西大)と松本果子/北尾紗良(甲南大)が、第1マークをほぼ同時に回航する展開でしたがノーレースに。

 気を取り直してスタートすると、今度は昨日首位の土橋音々/久保田涼花・山本佳朋(関西学院大)がトップでフィニッシュ。スナイプは全6レースを実施し、昨日から順位の変動はありませんでした。総合優勝は、470、スナイプともに制した関西学院大です。

 全日本女子インカレへ470は6艇、スナイプは上位7艇が挑みます。昨年の全日本女子インカレでは、スナイプで赤松がオールトップで優勝しました。今年も関西水域から、全日本学生女王が出てくるでしょうか。そして来年はさらに女子セーラーが増え、大会がより一層盛り上がることを期待しています。

470で優勝した木内/品川は、関西学生個人戦でも唯一女子ペアで予選通過しました。「全日本女子インカレの優勝を目指しているので、関西では絶対に勝ち切りたいと思い臨みました。1レースだけ2位だったのが悔しいです。全日本個人戦も入賞を狙います」(品川)
スナイプで優勝の土橋/久保田・山本は、1位を4回取る走りを見せました。「関西選手権、関西学生個人戦と不完全燃焼でした。今回に向けて、ペアでコミュニケーションを密に取れたことが、自分たちの満足のいく走りにつながりました。個人としても、チームとしても全日本女子インカレで優勝したいです」(土橋)
昨年、全日本女子インカレを制した赤松が今大会でペアを組んでいるのは、普段470クルーの髙林です。第6レースでは、最終マーク回航後に前を走る松本/北尾を赤松/髙林が抜き去り、トップホーンを鳴らしました
女子インカレ中、男子はお休み…ということはありません。大阪寄りの海面を使用してレース形式で練習していました
総合優勝の大学に贈られるトロフィーも女子インカレ仕様です。セーラームーンのような可愛らしいピンク色ですね
2025年度関西学生女子ヨット選手権 470成績
2025年度関西学生女子ヨット選手権 スナイプ成績
2025年度関西学生女子ヨット選手権 総合成績
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