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夏の空の下、4レースを実施。関西女子インカレ開幕

 7月5日、兵庫県西宮沖で「2025年度関西学生女子ヨット選手権 」が開幕しました。初日のきょうは4レースを実施しました。(レポート/藤原葉菜 BHM編集部)

毎日太陽の日差しが降り注ぐ西宮。10日ほど雨が降らず、六甲山も霞んで見えます

 2週間前に関西学生個人選手権が行われたのも束の間、西宮沖では早くも7月一発目のレース「2025年度 関西学生女子ヨット選手権」1日目が行われました。470は6艇、スナイプは8艇がエントリーしています。

 本日も朝から晴れ、南西からの10ノットの風に恵まれました。予定通りにレースがスタート。470は2レース目まで1〜4位が全く同じ順位となりました(みなさんも成績表を見てみてくださいね)。

 本日の最終レースで2位に約2分30秒をつけ、トップホーンを鳴らした木内恵美子・品川紗奈(関西学院大)が、全レース1位で首位に立ちます。

470で関西学院大のワンツーを阻止した神頭蘭/吉岡文菜・野出美涼(大阪大)。1レース目ではトップを走る場面もありました。あすは木内/品川のオールトップを阻止できるでしょうか

 一方スナイプは、土橋音々/久保田涼花・山本佳朋 (関西学院大)がトップフィニッシュを連発するなか、2位以下は接戦に。第3レースで総合2位につけた昨年の全日本学生女王の赤松佑香/髙林響 (関西大)が第4レースをトップでフィニッシュ。2位争いから一歩抜け出し、3位に6点差をつけました。

 1日目は1日の最大レース数である4レースを実施し、終了しました。あすは最大3レースを実施予定です。今年の関西女王の座は誰が手にするのでしょうか。

年に一度の女子だけの大会がいよいよ幕開けです。開会式はいつもの大会に比べコンパクトです
上位に食い込む走りを見せたのは甲南大。3位、4位に2艇が続きます。坂﨑千紗/森万優子は3、4レース目で3位と赤松/髙林の背中を追います
大公大の唯一の女子ペアはスナイプの太田千尋/河口佐和です。470はクルーがおらず、出場を見送りました。「河口と練習では一緒に乗ることもありますが、大会に出るのは女子インカレだけ。普段は男子セーラーと組んでいます。新しい女子セーラー、まだまだ募集中です!」(太田)
近畿大の女子セーラーは木下彩葉/笹川晴の2人だけ。クルーの笹川は今年入部し、ヨットは未経験。きょうがレースデビューとなり、先輩の木下がリードします。「私も今年が初めての女子インカレになりました。普段は先輩と組んでいて、自分が後輩を引っ張るのは難しかったです。きょうの改善点を話し合い、あすも頑張りたいです」(木下)
デビューと言えば、関西水域ではレースのYouTubeライブ配信の試みも始まりました。残念ながらあすの配信はありませんが、今後の大会への期待が高まります
2025年度関西学生女子ヨット選手権 初日 470成績
2025年度関西学生女子ヨット選手権 初日 スナイプ成績
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