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春の風が吹いた西宮。関西学生春季インカレ最終レポート

 5月4日、兵庫県西宮沖で「2025年度関西学生春季選手権」2日目が行われました。昨日から計5レースを実施し、総合成績は関学大Aが優勝しました。(レポート/藤原葉菜 BHM編集部)

 2日目のきょうは西風が吹き上がり、15ノットと昨日より10ノットも強い風となりました。レース中も風にあおられ、沈艇が続出。この風の中で走り切ったチームが上位にジャンプアップしました。

 470級、スナイプ級ともに2レースを実施。今大会は計5レースし、クラス別では470級は関学大A、スナイプ級は関学大Bが優勝、総合成績は関学Aが首位となりました。

西宮で開催された関西インカレ2日目。昨日とは打って変わって、水しぶきが上がるコンディションでした
470級もスナイプ級も沈艇が見受けられました
ゴールデンウイーク中の大会ということもあり、多くの関係者がハーバーに足を運びました
470級は最終レースで3艇が10番以内を走り切った関学大A(鶴本優士、横溝 大、松本怜己、平北悠斗、木内恵美子、品川紗奈)が優勝。「団体戦であることを意識して臨みました。同志社ウィークでは1番艇が前を走りましたが、他の艇は結果がふるわず、課題と感じていました。今回はプランニングを共有して、まとまって走ることができました。関学大Bも前を走ってくれたのは良かったです。来週は関関同立戦と団体戦が続きます。関学として前を走れるように頑張りたいです」(松本怜己)
スナイプ級は1日目のリードを守り切り、関学大B(安東温輝、小林和真、土橋音々、垣本 誠、廣田 蓮、清松美来)が優勝しました。「昨日は自分たちが得意な軽風でのレースで、チームで前を走り切ることができました。そのことが、きょうの風が吹くレースの中でも、アドバンテージにもつながっていたと思います。今回は2、3年生も上位を走れました。今年の勝利の鍵は下級生による底上げだと思います」(土橋音々)
470級の学生2位に大阪公立大が入賞しました。昨年の関西インカレでは7点差で全日本インカレの出場を逃した悔しさを知るチームです。「きょうは3艇が20番以内とまとまった成績を取ることができたことが、順位を上げられた要因だと思います。今回の結果は、チームにとってこれからのモチベーションになります。関西インカレ2位以内、全日本インカレ入賞を目指してがんばります」(直田鼓太朗)
昨年までの春季インカレでは、個人成績の総合点で団体の順位が決まっていました。「今年から団体戦の色合いを強めました。学生たちにはやっぱり最後の全日本インカレ、大学別対抗戦で勝ってほしい。各チームにとってこの春季インカレが、これからの夏季インカレ、関西インカレにつながる大会になることを期待しています」(関西学生ヨット連盟理事長 川瀬康治)
2025年度関西学生春季選手権 470成績
2025年度関西学生春季選手権 スナイプ成績
2025年度関西学生春季選手権 総合成績
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