GWは外洋レース「オーシャン・スプリング・フェスティバル」に注目
5月2日、愛知県蒲郡と横浜で外洋ヨットレース「DMG MORI オーシャン・スプリング・フェスティバル」が開幕します。コースは2つ。蒲郡〜八丈島〜横浜まで約350マイルと、蒲郡〜利島〜横浜まで約200マイルのショートコースです。(BHM編集部)

現在、続々フィニッシュしているメルボルン大阪カップ(5500マイル)や小笠原レース(三浦半島〜小笠原父島)をはじめ、今月はこれまでにないほど外洋ヨットレースが盛り上がっています。
八丈島をまわるオーシャン・スプリング・フェスティバルは、日本伝統のパールレース(180マイル)よりも長く、小笠原レース(500マイル)、沖縄東海ヨットレース(720マイル)よりも短い、国内ではミドルレンジの本格的な外洋ヨットレースという位置づけです。
500マイル以上の外洋ヨットレースへのステップアップ、社会人にあわせて連休中に完結できるほどよい距離、交通の便がよくにぎやかなハーバーからハーバーへ走るフェスティバル感、などがオーシャン・スプリング・フェスティバルの特長といえるでしょう。
エントリーはオーシャン・スプリング・フェスティバルに7艇、ショートに3艇が出場します。ショートは3艇とも二人乗り(ダブルハンド)でのエントリーです。
バルクヘッドマガジンはスタートからフィニッシュまで総力をあげて取材する予定です。みなさん、おたのしみに。

◎オーシャン・スプリング・フェスティバル
【コース】
ラグナマリーナ沖スタート → 三河湾豊橋第1号浮標を左舷に、三河湾蒲郡第2号浮標を右舷に見て通過 → 八丈島(反時計回航)→ 横浜ベイサイドマリーナ沖フィニッシュ。距離約350マイル。
【ショートコース】
ラグナマリーナ沖スタート → 三河港豊橋第1号浮標を左舷に、三河港蒲郡第2号浮標を右舷に見て通過 → バーチャルマーク1(反時計回航)→利島(反時計回航)→ 横浜ベイサイドマリーナ沖フィニッシュ。距離約202マイル。
【日程】
5月2日 インスペクション、艇長会議、マイクロプラスティック採取方法説明、安全講習会、前夜祭
5月3日 9:55 予告信号(ショートは10:05 予告信号)
5月6日 12:00 タイムリミット、14:00表彰式
オーシャン・スプリング・フェスティバルは、その名の通り、大会を盛り上げるイベントも用意されています。スタートの蒲郡ラグナマリーナでは、白石康次郎さんのセミナー講演、参加艇による海上パレード、フィニッシュ地の横浜ベイサイドマリーナでは5月6日にアウトレットモール内でクロージング・セレモニーがおこなわれます。
また、この大会は国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の協力により、マイクロプラスチック拡散分布調査活動としておこなわれる点も注目。参加艇はレース中に海水を採取(サンプリング)します。オーシャン・スプリング・フェスティバルは「ヨットレース+α」のたのしく興味深いイベントになっています。


- オーシャン・スプリング・フェスティバル(公式)https://www.ocean-festival.jp/
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