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琵琶湖に吹いた春の風。第41回同志社ウィークが爽やかに閉幕

 3月23日、琵琶湖・滋賀県大津市柳が崎ヨットハーバーで開催された「第41回同志社ウィーク」2日目。大会初日と同様に天候に恵まれ、日中は20度近くまで気温が上がった琵琶湖。朝から南西の風が入り、10時過ぎから両クラスともにレースがはじまりました。(レポート/藤原葉菜 BHM編集部)

圧巻の全レース1位で優勝を飾った吉田愛/吉田雄悟(ピアソンマリンジャパン)。パリ五輪活動後も470、スナイプ、420などで積極的に国内レースに出場しています

 序盤は時折強いブローが入るコンディションでしたが、気温の上昇とともに風は落ちていきました。昼過ぎまでに2レースをおこなわれ、第7レースの途中で風が180度変わってしまいノーレースに。今年の同志社ウィークは2日間で合計6レースを実施しました。

 470級は吉田愛/吉田雄悟(ピアソンマリンジャパン)が見事全レースでトップフィニッシュを飾り優勝しました。また、スナイプ級は笹井正和/伊藤和央(AISIN Stars)が前日首位の酒巻佑成/柳本征人(同志社大)を1点差で上回り、優勝を飾りました。

2日間開催された第41回同志社ウィーク。琵琶湖は春らしいぽかぽかした陽気に恵まれました
スナイプ級優勝の笹井正和/伊藤和央(AISIN Stars)。昨年11月のアルゼンチン世界選手権で満足な走りができなかったことから、これまで以上真摯にセーリングに取り組んできます
軽風レースでスピード差の少ないスナイプ級のマーク回航は大混戦です。本大会には470級63艇、スナイプ級83艇が出場しました
同志社ウィークは引退したヨット部4年生(上写真)が大会実行委員会として運営しています。2024年度主将の西尾将輝は、今大会でレース委員長を務めました。「12人の4年生で準備してきました。今回はレース委員長をさせていただき貴重な経験ができました。毎年、同志社ウィークの参加者は学生中心ですが、ハイレベルの社会人選手をお迎えでき、学生の皆さんにとっていい経験になったのではないかと思います。同志社ヨット部だけではなく、参加いただいた現役の他の水域の学生の皆さんにも恩返しできていたら、とてもうれしいです」(西尾将輝)
難しい風の中、圧巻の5点でまとめた吉田愛/吉田雄悟。「琵琶湖では今までにないくらい、いい風の中でのレースでした。今回はリニューアルした学連艇のテストも兼ねて出場しました。新艇は軽風域でも良く走れるようになってるので、これから学生の皆さんに使ってもらえることが楽しみです」(吉田 愛)
ベテランの格を見せた笹井正和/伊藤和央。「同志社ウィークは風が難しく、毎年自分の練習のために出ています。風が読めないレースでしたが楽しかったです。今回は久々の優勝です。毎朝5時に起きてランニングをしていますが、その成果が出たと思います。今年の目標は全日本スナイプ優勝です」(笹井正和)
今年も全国から学生・社会人が大勢参加した同志社ウィークでした。みなさん、お疲れ様でした!
2025同志社ウィーク スナイプ級 最終成績
2025同志社ウィーク 470級 最終成績
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