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風光明媚。新年を飾る清水名物「三保ミッドウインター2025」

 1月11、12日、静岡県清水市三保で「三保ミッドウインター2025」が開催されました。この大会は20年以上続くディンギーレースで、シーホッパー、ILCA、RS、テーザーなど24艇が参加。世界文化遺産の富士山、三保の松原を背景に真冬のレースを楽しみました。(BHM編集部)

雪の積もった富士山を背景に開催される三保ミッドウインター。松林に守られる湾内は風波を避けて穏やかな海面が広がります。大会2日間は1月とは思えないポカポカ陽気の中でおこなわれました

 絶景ロケーションもさることながら三保の特長は、清水港の湾内でレースできることです。太平洋(駿河湾)からの風を避けられるので波が立たず、また沖に流されてしまうこともないので安心してセーリングできます。

 今年はじめて参戦したのはアクアミューズです。栃木県中禅寺湖で活動する男体山ヨットクラブから2艇のアクアミューズが出場しました。

 三保ミッドウインターのように大きさや性能が違う複数の艇種がレースをする場合、ハンディキャップシステムが用いられます。三保ミッドウインターでは清水港ヨット協会独自のヤードスティックナンバーが使われました。

 今年は比較的に弱い風でしたが、レース海面がビーチの目の前なので数分あればレース海面に到着できます。風が入ったタイミングで始まり2日間で全6レースを実施しました。

 総合成績は実力派ベテラン勢が占め、シーホッパーで出場した金田裕孝が優勝、2位にはRS Aero7の中尾和嘉、3位は山本浩資(シーホッパー)が表彰台に上がりました。

◎バルクヘッドマガジン・フォトギャラリー(三保ミッドウインター2025)https://junhirai.photoshelter.com/archive

富士山世界文化遺産のひとつ、三保の松原。清水港ヨット協会は半島の先端部分にあります。写真の後ろに見えるのは駿河湾と伊豆半島です
三保のビーチには釣りやマリンスポーツを楽しむ人たちが集まります。釣り人の目の前でヨットレースがおこなわれる場所ってなかなかありません(写真では近くに見えますが、距離があるので危険はありません)
三保ミッドウインターはビーチを出艇して目の前がレース海面です。スタートは全艇同時スタート。初出場のアクアミューズは性能が分からなかったので今回は別成績になりました
RSシリーズの高速艇RS500も出場しました。RSは葉山セーリングカレッジを中心に、RS Aero7、RS Aero5、RS500が出場し、三保ミッドウインターを彩りました
ディンギーの艇種は自由です。中・高校生からベテランまでいっしょにレースできるのが三保ミッドウインターの楽しさです。ゆるーい感じでお正月明けのヨットレースにはちょうど良い
栃木県日光・中禅寺湖から参加した2艇のアクアミューズ(カヌー・ディンギー)。三保ミッドウインター初参加です
アクアミューズで参加した男体山ヨットクラブの山本 忠さんと村上光子さん。中禅寺湖で活動する男体山ヨットクラブは100年以上の歴史を持つヨットクラブです
総合優勝の金田裕孝選手(シーホッパー)。2位以下を大きく離して優勝を飾りました
三保ミッドウインター全員集合。毎年年始に開催される名物ヨットレースは2026年も清水三保で開催される予定です。みなさん、ぜひご参加ください
三保ミッドウインター2025 グループA成績
三保ミッドウインター2025 グループB成績

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