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19歳マティアス・クーツが優勝!ニュージーランド・モスワールド2024

 1月4〜9日まで、ニュージーランド・マンリーで「2024モス級世界選手権」が開催されました。参加67艇。日本から後藤浩紀、杉山航一朗、行則啓太、西山圭、オーストラリア在住の梶本和歌子、ニュージーランドの高橋レオ、岡田爽良が出場しました。(BHM編集部)

2024モスワールド優勝のマティアス・クーツ。若干19歳の新星が優勝を手にしました。本大会はユース選手の活躍がめざましくトップ7位までユースが占めました

 レースは序盤から19歳のマティアス・クーツ(NZL)が飛び出し、同じくNZLのジェイコブ・パイと戦うも逃げ切り優勝。マティアス選手は五輪金メダリスト、アメリカズカップで3度優勝、SailGPの創設者でCEOを務めるラッセル・クーツの息子です。

 本大会はユース選手の活躍が注目されました。7位までをユース選手が占めた成績を見て分かるように、これまでのモスワールドから一気に若返り、新時代を迎えることになりました。

 2022年モスワールドで優勝したディラン・フレッチャー(GBR)は東京五輪金メダル獲得後、モスワールドで優勝してアメリカズカップのヘルムスマンに抜擢されました。マティアス・クーツをはじめ世界トップのユース選手は、アメリカズカップやSailGPへの道が開かれています。

 モスワールドの2023年大会は風が不安定のため不成立でした。本大会は南半球開催のため年を越えましたが2024大会です。2025年モスワールドは7月にイタリア・ガルダ湖で開催されます。

◎2024モス級世界選手権 成績
1 Mattias COUTTS (NZL, Manly Sailing Club) 25.0p
2 Jacob PYE (NZL, Manly Sailing Club) 38.0p
3 Otto HENRY (AUS, Woollahra Sailing Club) 69.0p
シルバーフリート
2 行則啓太
11 後藤浩紀
12 梶本和歌子 ※女子総合3位
18 岡田爽良
20 杉山航一朗
25 西山 圭
31 高橋レオ

ニュージーランド・マンリーで開催されたモスワールド2024。日本選手最高順位は行則啓太のシルバーフリート2位。梶本和歌子は女子総合3位を獲得しました。
ボートはマッカイボート製Bieker v3とノースセールの組み合わせが出場選手の多くを占めました

◎モスワールド 過去10年のトップ3
2014年大会 イギリス 参加132艇
1 Nathan Outteridge (AUS)
2 Chris Rashley (GBR)
3 Josh Mcknight (AUS)

2015年大会 オーストラリア 参加158艇
1 Peter Burling (NZL)
2 Nathan Outteridge (AUS)
3 Josh Mcknight (AUS)

2016年大会 日本 参加68艇
1 Paul Goodison (GBR)
2 Chris Rashley (GBR)
3 Robert Greenhalgh (GBR)

2017年大会 イタリア 参加73艇
1 Paul Goodison (GBR)
2 Peter Burling (NZL)
3 Iain Jensen (AUS)

2018年大会 バミューダ 参加44艇
1 Paul Goodison (GBR)
2 Francesco Bruni (ITA)
3 Rome Kirby (USA)

2019年大会 オーストラリア 参加122艇
1 Tom Slingsby (AUS)
2 Kyle Langford (AUS)
3 Tom Burton (AUS)

2020年大会
コロナにより開催されず

2021年大会 イタリア 参加139艇
1 Tom Slingsby (AUS)
2 Iain Jensen (AUS)
3 Paul Goodison (GBR)

2022年大会 アルゼンチン 参加38艇
1 Dylan Fletcher-Scott (GBR)
2 Massimo Contessi (ARG)
3 Simone Salvà (ITA)

2023年大会 イギリス 参加128艇
大会不成立

2024/25年大会 ニュージーランド 参加67艇
1 Mattias Coutts (NZL)
2 Jacob Pye (NZL)
3 Otto Henry (AUS)

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