ドラゴン28艇が琵琶湖を彩る。BIWAKO Dragon Invitation 2024
11月19日~24日、琵琶湖サンセットヨットクラブ(滋賀県守山市。ヤンマーサンセットマリーナ)で開催された「BIWAKO Dragon Invitation 2024」に参加しました。今回のレガッタはヨーロッパ国を中心に12カ国28艇、約100名のドラゴンセーラーが集まりました。(レポート/安田大助 関西ヨットクラブ ドラゴンフリート)
ドラゴン級のワールドチャンピオンやナショナルチャンピオン、クルーにも多くのプロセーラーやオリンピアン達、IDAからはGerard Blanc理事長、Marin Lutz副理事長もセーラーとして参加し、非常に国際色豊かで華やかなレガッタとなりました。
われわれ関西ヨットクラブからはAoba/神野オーナー、Falco/澤田オーナー、LUMBERJACK/田和オーナー、LOTUS/安田オーナーの4チームがこのレガッタに参加しました。
レース期間では予定された8レースのうち6レースが行われ、琵琶湖特有のシフティーな湖面とヨーロッパ流のドラゴンレーシングをたっぷりと堪能しました。アフターレースも非常に充実していて、ヤンマー社のドラゴンクラスに対するリスペクトとホスピタリティの高さは各国のセーラーやそのご家族からも『水の上も陸の上も最高!』と大絶賛されていました。
レガッタ中の全てのコミュケーションはWhatsAppで行い、トラキングGPS端末を全艇に積み込みました。最新のレースの仕組みと日本らしいホスピタリティでレベルの高い満足度を得ることができました。今更ながら英語とITはセーリングをより一層楽しくしてくれます。
初日と最終日はノーレースでしたが、2日目と3日目にはそれぞれ3レースを行い、微風から強風までガスティーでシフティーな琵琶湖と多数艇でのレースで各セーラーとも苦戦を強いられることになりました。優勝したスイスチームは表彰台で、自分たちも山に囲まれた湖でセーリングを楽しんでおり琵琶湖のようなコンディションは得意なのだ、とコメントしていました。
私が今レガッタで印象強かったのは、トップランカー達のランニング/スピンランの圧倒的速さ!と、豊富なセーリングナレッジがバックボーンとなったセーリングスキルの引き出しの多さでしょうか。あとはチーム揃いのカッパが格好いい。ブルーグレーのMUSTOなど日本では見たことのないカラーや組み合わせが多くありました。みなさん、とてもおしゃれです。
あとはGBRとかDENとかSWEとかのセールナンバーのドラゴンと一緒にスタートラインに並んだり、ミートしたり、一緒に曳航してもらったり、つまり間近に見るだけでついにんまりとしてしまうミーハーなドラゴン乗りになっている自分に気づいた次第です。
最後の表彰式の壇上で、ホスト役であるヤンマーレーシングの谷路選手から「また次回お会いしましょう」とご挨拶があり、楽しみがまたひとつできたと喜んでいます。