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470日本大、スナイプ早稲田大が首位へ。全日本インカレ2日目

 11月2日、江の島で開催されている「第89回全日本学生ヨット選手権」2日目。雨混じりの江の島沖は気温がぐっと下がり、冷たい北東風が吹いています。2日目第1レースは10〜14ノットのフルパワーコンディションでおこなわれました。(BHM編集部)

全日本インカレ大会2日は、冷たい雨が降るなかでおこなわれました。インシデントも多くみられ20件のプロテストが出されました

 しかし、この風は長く続きません。第2レースから風が予報通り落ち傾向となり、風のシフトも入りトリッキーなコンディションになりました。時折、大雨となり視界が悪くなるなど悪条件も重なりましたが、素早いテンポで470級4レース、スナイプ級3レースをおこなうことができました。

 大会2日目が終わり、470級は日本大が同志社大(初日3艇がフィニッシュできた)のアドバンテージを覆し首位に立ちました。圧巻だったのは2日目の最終となった第5レースです。1-2-7位の成績で一気に早稲田大、同志社大を逆転しました。しかし、日本大、早稲田大、同志社大の得点差はわずか。1レースで順位が変わってしまうほどの僅差です。

 3レースおこなわれたスナイプ級は前評判通り、早稲田大の走りが際立っています。特に服部陸太/畠山 翔、桔川翔太郎/中尾桃子/中井皓太は、3レースをすべてシングルスコアでまとめ、個人成績でもワンツーという横綱相撲を見せています。

 早稲田大は総合順位でも首位に立ちました。現在の成績は470級2位、スナイプ 級1位です。全日本インカレ史上初となる総合5連覇へ向けた早稲田大の目標は、堅実に、そして着実に進行しているといえるでしょう。

 全日本学生ヨット選手権は2日目を終えて、明日3日目から後半戦に突入します。初日に予定レース数を実施できなかったことでレース進行は若干遅れています。大会3日目はスタート時刻を30分早めておこなわれる予定です。

江の島は終日雨。ヨットハーバーは朝から傘をさす人が目につきました。夕方からは雨も激しく降りだしました
大会2日目は470級4レース、スナイプ級3レースを実施。スナイプ級は途中風が変わりノーレースになる場面もありました
日本大470リーダーで確実にポイントを稼ぐ池田海人/福田拓斗。2024年度全日本インカレ個人戦優勝チームです
早稲田大スナイプの桔川翔太郎/中尾桃子。他校を圧倒する早稲田スナイプはすでに逃げ切り体勢に入ったように見えます
大会2日目は冷たい雨に打たれながらレースがおこなわれました。明日3日目は低気圧が離れ晴れる見込み。風も安定して吹きそうです
江の島全日本インカレ2日目 470成績
江の島全日本インカレ2日目 470乗員リスト
江の島全日本インカレ2日目 スナイプ成績
江の島全日本インカレ2日目 スナイプ乗員リスト
江の島全日本インカレ2日目 総合成績
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