Loading

470、スナイプで開催。全日本インカレ直前、関東470フリートレース

 11月26、27日、江の島で「第5回関東470協会フリートレース」が開催され、参加艇は470級114艇、スナイプ級93艇と大規模なフリートレースとなりました。(レポート・写真/関東470協会)

関東470協会が主催する第5回フリートレース。インカレ直前で選手たちが江の島に集まっていることもあり、スナイプクラスも併催されました

 全日本インカレ直前の週末のため、選手・関係者からは「プレインカレ」と呼称され、初日のチームリーダーミーティングでは、いつもと違い選手の緊張感が伝わってきました。とはいえ、この大会は「フリートレース」なので、協会からの諸注意のあとは「楽しんでね~」の言葉で締めくくりました。

 2日間で各クラス1フリート、4レースを実施しました。風が大きく左右に振れ、潮も速い中でのレースとなりました。

Day1
 風軸10°~20度、風速10ノット前後。陸風により左右に大きく振れていました。

 470、スナイプともゼネラルリコールを重ね、その後も強弱と振れの大きいブローの中、振れタックを行うべきか、奥のブローまで拾いに行くか、タイミングも含めて難しいレース展開となりました。
 
Day2
 初日と同様、朝から北風が吹いていて、30度0.5マイルのコースが設定されました。先に470がスタートしましたが、風が振れてN旗を掲揚。60度でコースを再設定し、470、スナイプともコースチェンジを実施しながらレースをおこないました。

 5レース目のスタートシークエンスに入りましたが、スタートの待ち位置が高い艇が多く、何度もゼネラルリコールなりました。

 不安定な風の中、ギリギリまでスタートを試みましたが、残念ながらゼネラルリコールで時間切れとなりました。2日間ともに風が左右に振れ、強弱のあるブローの中、選手は苦戦したのではないでしょうか。

 10月31日から全日本インカレが開催されます。レースエリアは今大会と同じエリアです。このエリアは江の島周辺でも潮の流れが速い場所であり、スタートポジションやダウンウインドレグのコース取りで潮の向きを考慮する必要があります。

 470、スナイプの上位成績は次のとおりです。
470級 参加114艇 4R実施
1 池田 海人/福田 拓斗(日本大) 6p
2 大石 駿水/福田 桃奈(Shiga Sailing Team) 8p
3 鶴本 優士/横溝 大(関西学院大) 15p
4 安永 昂生/植屋 日志(早稲田大) 17p
5 青山 知央/松山 大祐(早稲田大) 23p
6 鷲尾 青/田中 大和(慶応大) 26p

スナイプ級 参加93艇 4R実施
1 服部 陸太/畠山 翔(早稲田大) 4p
2 西内 海斗/柳本 征人(同志社大) 10p
3 向井 真太郎/中井 皓太(早稲田大) 18p
4 入江 裕太/小山 愛理(Ssmyc/慶応大) 18p
5 西尾 将輝/松居 憲正(同志社大) 21p
6 兵藤 和行/相宮 みなみ(Ponte Blu/同志社大) 28p

 今回のレースでは、スタート時に高すぎる艇や下マークで流される艇が多く見受けられました。残された時間でしっかり確認してレースに臨んでください。

CATEGORY:  COLLEGEDINGHYINSHORENEWS