スペイン・ユースアメリカズカップに高橋レオがスキッパーで出場
スペイン・バルセロナで開催されている「第37回アメリカズカップ」。9月17日、同地でアメリカズカップと同時進行でおこなわれる「ユースアメリカズカップ」が始まります。この大会にニュージーランドチームとして高橋レオ(2017年ユースアメリカズカップ日本代表、SailGP日本、2021年東京五輪49er級日本代表)が出場します。(BHM編集部)
生まれた日本と育ったニュージーランドを活動拠点としていた高橋は東京五輪後、パリに向けて活動していましたが、2023年を最後に五輪活動を休止。ニュージーランドのユースアメリカズカップチームの選考を経て、本格的にアメリカズカップ、キールボートの世界で動き出しています。
ユースアメリカズカップのエントリーは12カ国(AC出場6カ国に加えてスペイン、オランダ、カナダ、ドイツ、スウェーデン、オーストラリア)。AC75のスモールサイズのAC40を使っておこなわれます。
ユースアメリカズカップは、ピーター・バーリング、ブレア・チューク(NZL)のスーパースターを代表にアメリカズカップやグランプリレースと密接な関係があります。出場選手も若手ながら五輪で活躍してきた有名選手が勢揃いで、イタリアはマルコ・グラドーニ(OP、470)、オランダはバート・ランブリクス(49er)らが出場します。
出場選手の多くは49er、ナクラ17出身選手であることにも注目で、49erクラス協会が発表したリストをご覧いただくと、アメリカズカップ、ユースアメリカズカップ、プリグ女子アメリカズカップチームの多くが49er、49erFX、ナクラ17出身なのが分かります。
※参考:49erクラス協会ニュースhttps://49er.org/rising-stars-from-the-49er-and-nacra-17-classes-take-to-the-americas-cup-stage/
そのなかでも、開発やテストセーリングにも関わっていた高橋をはじめとするニュージーランドチームはユースアメリカズカップの本命といえるでしょう。レースの様子はYouTubeでライブ中継されます。みなさん、応援しましょう!
「ユース アメリカズカップに参加することは、大きなステップアップになります。私たちはまだ若いので、うまくやれば次のステップに進むことができると期待しています。パフォーマンスを発揮してトップに名を連ねたい」(高橋レオ)