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五輪銀メダリスト凱旋出場!江の島470全日本選手権開幕

 8月20日、神奈川県藤沢市江の島ヨットハーバーで「ピアソンマリン 全日本470級ヨット選手権大会」が開幕しました。エントリー数は91艇。今年度、同地は全日本学生ヨット選手権大会の開催地でもあり、全国の各水域から大学生をはじめ多くの選手が出場しています。(レポート/高宮豪太 バルクヘッドマガジン)

江の島で開幕した全日本470選手権。大会初日は受付、計測、開会式がおこなわれました

 本大会の注目は、7月28日から8月9日までフランス・マルセイユで開催されたパリオリンピックのセーリング競技で銀メダルを獲得した岡田奎樹/吉岡美帆(トヨタ自動車東日本/ベネッセホールディングス)です。

 また、全日本インカレ開催地ということで昨年総合優勝の早稲田大学を筆頭に各水域からも有力な学生が多く出場しています。つい先日、日本中のセーラーを熱狂させた世界トップレベルの選手を相手に、全日本インカレや世界を目指す若い世代がどのような戦いを繰り広げるのか注目が集まります。

 大会前日は、真夏の暑い日差しの中、大会受付・計測・開会式が行われました。本大会は5日間で予選6レース、決勝レース8レース。最終日には昨年度は行われなかった上位10艇によるメダルレースが予定されています。大会期間中、良い風が吹くことを祈ります。

選手たちは準備に余念がありません。レース前日は風があがり出艇禁止になりました

岡田奎樹コメント
「今大会はオリンピック直後ということもあり、成績よりも自分が感じたオリンピックの景色を一緒にセーリングをすることで伝えられる良い機会だととらえています。大会を通して、次世代に何かひとつでも良い刺激を与えられたらうれしいです」

吉岡美帆コメント
「オリンピック直後の疲れはもちろんありますが、メダルを獲得できた注目度の高い時期だからこそ、身近に自分たちのセーリングを感じてもらう機会になると良いと考えています。大会を通して若い世代の選手が憧れを持ってくれるような姿をみせていきたいです」

信時 裕 日本470協会理事長コメント
「今大会は、世界トップレベルの選手が参加してくれることで、学生などの若い世代の選手に良い刺激のある大会になると期待しています。ビッグフリートで大会を開催できるクラス環境は世界的にも恵まれています。その環境を生かし多くの選手が良い刺激を受けられる大会を継続していきたい。また、協会では次世代育成の観点から若い世代の海外遠征支援などにも力を入れ、世界でも継続して活躍できる選手が増えるような取り組みを続けていきます」

パリ五輪で銀メダルを獲得した岡田奎樹/吉岡美帆の記者会見がおこなわれ10社以上のメディアが取材に集まりました
レース前日は16時から江の島ヨットハーバー・ヨットハウス2階で開催されました
前年度全日本470選手権優勝の岡田奎樹から信時理事長へ優勝杯が返還されました
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